日経新聞がAI(人工知能)で記事を書いたと話題に

2017 01 30 1455

病床にありながら「あ、自分の代わりに記事を書いてくれるの、いいな」と思ったニュースです。サカイ引越センターの16年4~12月期、純利益12.9%減29億円という記事なのですが、ニュースの内容ではなく、記事を執筆したのがAI(人工知能)ということで話題になっていました。

サカイ引越センターが25日に発表した2016年4~12月期の連結決算は、純利益が前年同期比12.9%減の29億円となった。売上高は前年同期比7%増の558億円、経常利益は前年同期比2.5%増の50億円、営業利益は前年同期比1%増の47億円だった。

記事は「決算サマリー(Beta)」というカテゴリーに入っており「決算サマリー自動生成について」という注釈がついていました。注釈の内容は次のようなものです。

企業がネット上に開示した決算発表資料から業績データやポイントを人工知能(AI)技術を使って自動で文章を作成しました。

記事を読むと人間が執筆したのか、AIが執筆したのかは分からないと思います。決算記事はパターンがあるのだと思いますが、それをうまく学習して記事が執筆されています。

最終的には人間がチェックしているのかと思いきや「人によるチェックや修正などは一切行いません」とのことでした。二度手間になっているのかと思いきや、人間のチェックは必要ないほどの精度ということでしたか。

日本経済新聞社、言語理解研究所(ILU)、東京大学松尾研究室によるチームの共同研究です。

ニュースに対して寄せるコメントは人間でないと書けないだろう、なんてのも、軽々とAIが飛び越えていきそうで怖いです。