「radiko」最初の1週間で523万配信

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PCからネット経由でラジオを聴くことが出来るサイマルラジオサービス「radiko」ですが、最初の1週間で523万ストリームを配信したと発表しています。

PCで聴けるラジオ「radiko」初週は523万配信–公式ガジェット12日公開という記事です。

radikoは3月15日に配信をスタート。3月21日までの1週間で総ストリーム数523万、ウェブページの総ページビューは約4710万PVとなった。

「radiko」を運営するIPサイマルラジオ協議会では「予想をはるかに超える結果」としています。

夕方から深夜にかけて聴取者が増加するという、通常のラジオとは違うパターンになっているそうで「新たな聴取シーンを生みだし、より広い聴取者を獲得している」と分析。

これ、間違いなく仕事をしながらPCでラジオを聴く人が増えた、ということなんでしょうねぇ。

ぼくもズバリその一人なのですが、本当に仕事をしている時はずーっと「radiko」を聴きまくりですよ。再びこんなにラジオを聴くようになるなんて、思いもしませんでしたねぇ。

衰退していくメディアだと勝手に思っていたのですが、いえいえ全く! そんなことない!

手を動かしながら仕事をしていると、耳から入ってくるラジオがちょうど良いのです。手元で番組を簡単に切り替えられるのも良いですね。

勝手サービスや勝手アプリのようなものも登場していますが、それだけ愛されているとも言えるのですが、いくつかのサービスは利用不可になりつつあります。

「radiko」では次のように説明しています。

今回のサービスは都市部を中心とした難聴取の解消を目的としたものであり、実質的な放送エリアに向けた試験配信という枠組みで権利者、広告主など関係者のご理解をいただいております。

エリア外の聴取を可能にするサービスが一般化しますと、実用化が困難になる可能性もあるため、その対策としてストリーミングのセキュリティを強化させていただきました。

権利関係者が多いので、なんとか継続するための方策として、なのでしょうね。

今回のセキュリティ強化はラジオの楽しみを広げるための様々なアプリを排除することが目的ではありません。エリア外聴取環境の提供、収益を得るものなどradikoの存続を危うくするサービスに対する措置です。

「radikoの存続を危うくするサービスに対する措置」ですよ。ぼくは思います。ラジオがこんなに面白いものだということを改めて気付かせてくれた「radiko」は続いて欲しい!

ので、無理は申しません。オフィシャルなアプリが登場するようでありそれが推奨されるのであればそれを利用したいと思います。

ツイッターがAPIを公開することで、様々なサービスやツールと連携、共存、繁栄したように「radiko」もユーザと一緒に成長できるようなサービスになると良いですね。

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同協議会では利用者の声に応え、4月12日にWebブラウザを介さず聴取できる「radikoガジェット」をリリースする。スマートフォン対応やオンエア楽曲の表示といったサービスへの要望も検討していくとしている。

iPhoneアプリ「iRadiko」、radikoの“セキュリティ強化”により聴取不可に

しかしradiko側で、4月7日16時からシステムメンテナンスを実施し、「ストリーミングのセキュリティを強化」した結果iRadikoはradikoにアクセスができなくなった。App Store上で検索しても見つからなくなっており、作者が配信を停止したものと思われる。らじ朗やさいまるおは、本稿執筆時点では東京都内で聴取できているが、聴取できなくなっているケースもあるようだ(その後さいまるおも聴取できなくなった。ラジ朗は3~4分程度経つと切断される)。

「radiko」セキュリティ強化 「存続を危うくするサービスへの措置」

radikoはサービス開始直後から予想を超える反響で、個人開発者などが非公式アプリなど関連サービスを次々にリリース。radikoが聴けるiPhoneアプリも6日に2種類公開されたが、その1つで7日から、radikoの聴取ができなくなっている。

radikoのiPhoneアプリに協議会が難色、近日公式アプリ配信

また、協議会では「ラジ朗」や「iRadiko」といったいわゆる非公式なアプリについて、「黙認するつもりはない」との立場をとっている。「権利者に不利益が、また当協議会と権利者との向き合いに支障を来たすものに関しては、対応策を検討中」としており、非公式アプリへの対策について協議会では「何よりの対応策は公式版をリリースすること」とコメントしている。

radiko、ストリーミングのセキュリティ強化-「radikoの存続を危うくするサービスに対する措置」

IPサイマルラジオについては、ユーザーが作成したiPhone用アプリで聴取可能になっていたが、編集部(東京・市ヶ谷)で7日16時30分に「iRadiko」、「ラジ朗」という2つのアプリでテストしたところ、「iRadiko」では3G/無線LANのどちらでも聴取できなくなっている。