なにやら「OpenID」がにぎやかになってきた

mixiがOpenID対応へというニュースより。

ミクシィは2月28日、「OpenID」に対応した認証サービスを始めると発表した。mixiのIDで、OpenIDに対応した外部サイトにログインできるようになる。ヤフーやライブドア、ニフティもOpenID対応を進めており、国内でのOpenID普及が一気に進みそうだ。

なにやら「OpenID」周りがにぎやかになってきました。mixiの↑のニュースで「OpenID」を知ったという人も多いのではないでしょうか。

ぼくも興味がないことは深追いタイプなので、OpenなIDくらいの認識しかなかったのですが、流行に乗り遅れるのもアレなので、ちょっと調べてみました。

というか、調べるまでもなく「OpenID普及に向けて4月に団体設立。シックス・アパートなど3社が発起人」に書いてありました。

OpenIDは、共通のユーザーIDを使って複数企業のWebサービスを利用できる技術で、米SixApartが2005年に開発した。OpenID対応サービスでID取得済みのユーザーは、他の対応サービスを利用する場合でも新たにユーザー登録を行なうことなく、同一IDでサービスの利用が可能になる。

なるほど、ね!

サービス毎にユーザ登録しなくて良いのは、便利そうです。

普及に向けて「OpenIDファウンデーション・ジャパン(仮称)」が設立され、mixiのIDで対応サイトにログインできるようになり、既にYahoo! やlivedoorも対応していたり‥‥にぎやかなのですね。

メールアドレスとパスワードだけの手軽なユーザ登録だとしても、それがハードルになることはしばしばあります。

そういう意味では「OpenID」は、そのハードルを無くしてくれます。興味があれば「ちょっと試してみようかな」が簡単になります。サービス提供側にも良い話です。

で、実際には「OpenID」はどうやって取得するのだろう? と思ってサイト(英語版)を見ると、

Surprise! You may already have one. If you use any of the following services, you already have your own OpenID:

とありました。

open_id_333_1.png

わお、持ってる持ってる! という人もいるのではないでしょうか。

日本の状況は「OpenIDファウンデーション・ジャパン設立へ–ミクシィやヤフーも参加」にありました。

open_id_333_11.png

きっと、このあたりの国内の情報を「OpenIDファウンデーション・ジャパン(仮称)」が提供してくれるようになるのですね。

OpenIDファウンデーション・ジャパンの活動目的は、インターネットサービスへのOpenID採用促進、利用促進、認知度向上と啓蒙、日本におけるOpenIDコミュニティへの参加促進だ。

このニュースが出る前だったのですが「思い切ってOpenIDを信頼しよう」という記事がありました。

では、OpenIDは信頼できるのだろうか? Trend Microの上級技術者ポール・ファーガソンは(個人的なものと思われるブログで)「ノー」と答えている。

メリット、デメリットなど。

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シックス・アパート代表取締役の関信浩氏も、「現在は、OpenIDの実装方法や動向が英語で議論されている状況」と指摘。まずは、これらの情報を日本語で伝え、企業が導入を考えるためのインフラを整えることで、国内のOpenID普及を推進していきたいと語った。