高まる検索エンジン・ナショナリズム(後編)-なぜGoogleは「百度」に負けたのか?という記事より。

「あまり知られていないことだが,中国の検索エンジン市場を先に開拓したのはGoogleだった。そのGoogleを百度が追い抜いて,マーケット・リーダーになったのだ。同じことが,日本でも起きないとは限らない」

日本に進出する中国生まれの検索エンジン「百度」の歴史に関する記事です。アメリカから中国に戻った創業者が「百度」を創業した、くらいは知っていたのですが、かなり詳細に説明されています。

特に、検索アルゴリズムに関しては、

これは私が直接,李氏から聞いた話ではないが,彼は知人に『Googleは私の技術を盗んだ』と語っているそうです。李氏が自らの技術をオーストラリアの講演会で発表した際,聴衆の中にGoogleの2人の創業者がいたとのことです。

という興味深い記述も。事実はどうだか分かりませんが、一方がそのように考えているということのようです。

しかし少し前までの「百度」は、

すなわちGoogle型のキーワード連動広告と,中立的なランキング・アルゴリズムに基づく検索結果が同列に表示される。そしてパソコン画面を見ているユーザーには,両者の区別が付けられない。

というようなシステムになっており、圧倒的な人気を博しながらも批判の対象になっていたそうです。そして最近では広告であることを明示するようになっているとのことです。

そして「百度」が中国市場でトップに立った理由について、次のようなコメントが紹介されています。

中国市場を熟知している百度は,中国のユーザーが欲しがっているサービスを次々と提供しました。これに対し,Googleはユーザーが何を必要としているか理解できなかった。

もし「百度」が日本市場が求めるものを提供することができれば、すなわち上手に現地化することができれば、日本でも大きくシェアを伸ばす可能性というのはありそうな気がします。

しかしこれは中国側の見方で、アメリカ側の見方もあったりします。ということで、日本に進出する「百度」のお話は興味深いので、ぜひ全編を詠んでみてください。