「Eudora」無料化へ、Mozillaと提携してオープンソース版を開発という記事より。
米QUALCOMMと米Mozilla Foundationは11日、メールクライアント「Eudora」のオープンソース版を開発する計画を発表した。現在は有料販売されているEudoraを、将来的には無料化する。
「Eudora」がオープンソース化されることになったそうです。時期は2007年上半期を目指しているということです。
「Eudora」は、ぼくがインターネットに接続して初めて利用したメールクライアントソフトでした。メールが着信すると「カッコー」という声。ああ、懐かしいなぁ。フリー版にはフィルタリングの機能とかなかったんですよね。それでも便利に使ったものです。
QUALCOMMの本業はソフト開発ではないので、本業に注力するために、今回の決定に至ったんだそうです。ソフトも無料になるということなので、ユーザにとってはありがたい話です。
開発の継続が難しくなったソフトを、オープンソースコミュニティに託すという方法は、ユーザのことを考えると“あり”ですね。継続して開発することができれば、というところも懸念されますが。
「Mozilla ThunderbirdテクノロジープラットフォームをEudoraの将来のバージョンの基盤として使用することにより、既存のバージョンに欠けていた重要なインフラ、例えばクロスプラットフォームなコードベースや世界クラスのディスプレイエンジンが入手できることになる」
具体的にどのようになるかちょっと分からないのですが、基本は「Mozilla Thunderbird」ということになるのでしょうか。
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Mozilla Foundationと協力してプロジェクトを立ち上げ、Thunderbirdと同じ技術プラットフォームを基盤としたオープンソース版のEudora開発に当たる。
▼ソニック・ソルーションズ、Eudora日本語版のサポートは今後も継続
ソニック・ソルーションズは、「QUALCOMM社が開発・販売するEudoraに関しては、今後も日本語版の販売・サポートを継続する。Eudoraのオープンソース版に関しては、サポート等を行なうことはない」とコメントした。