企業がCGMで成功する秘訣は「商品の品質」と「ネタの濃さ」という記事より。

マーケティング支援を手がけるカレンの四家正紀氏は、CGMが普及したことにより、バイラルマーケティング(ウイルスが自己増殖するように、口コミで情報が伝わること)が現実化したと指摘する。

「第14回WABフォーラム」での「Web2.0時代のCGMについて」と題したトークセッションのレポート記事です。

その中でシケさんが、バイラルマーケティングが現実化した事例として「男前豆腐店」と「涼宮ハルヒの憂鬱」を紹介し、共通点として次のように解説したそうです。

2つの共通点は「品質の高さ」と「(他人に語れるような)ネタの濃さ」にあるとし、「最も重要なのは商品そのものである」と強調する。

つまり、

・モノが良い
・面白い

ってことですね。あ、簡略化しすぎか。

・品質が良い
・ネタが濃い

ですね。同意です。

クチコミマーケティングやバズマーケティングなど、ようするにブログやSNSなどのCGMを通じて語られることで火がつく製品やサービスがあります。

どうしたらCGMで語られるのか、その条件として、

・品質が良い
・ネタが濃い

が必要であると。見せる側の演出も必要だと思いますが、製品・サービスが基本的な性質としてこのようなことを兼ね備えていないと、クチコミされるというのは難しいことですね。

要するに、

人に話したくなるかどうか

ということだと思うのです。

全てにおいて優れている必要はないのかな、と思います。どこか一点において際立っている、つまりエッジの立っているようなもの。おいおい、あれのあんなところ知ってる? と思わずブログに書きたくなるようなもの。

どうしたらバズが発生するかな、と考えることも重要ですが、自分の関わっている製品・サービスが、思わず話したくなるものかどうかも考えてみると良いかもしれません。

案外、今あるものでも切り口を変えるだけでクチコミで伝播していくかもしれませんしね。

というところで、いまブログからクチコミであるデジカメが流行りだしているんじゃないかと思います。ええ、ぼくも乗せられました!

ジェットダイスケとminamiさんがそれぞれエントリーを書いています。

Xactiの画質と動画共有サービスの相性
Xacti DMX-CA6 + YouTube で手軽なブログ・MPEG4 ビデオを楽しむ

二人ともそれぞれデジタルガジェット、動画系のインフルエンサーといって良いでしょう。これらのエントリーを読んで「Xacti DMX-CA6」が欲しくなっている人は多いのじゃないかなぁ。ぼくもまんまと買ってしまいました

「Xacti DMX-CA6」自体は、この価格にして生活防水というクオリティ、そしてスポーテーィなデザインが受けているのでは、と思います。コストパフォーマンスが良くて、もっていて気持ちのいいデザインは重要です。

さらにネットで動画コンテンツが盛り上がっていることも相乗効果として挙げられるでしょう。けっこう動画のアップも簡単なんですよ。

こんなに安くて小さいのに、撮れるんですよ意外に! というあたりが良いんだろうなぁ。そしてこの「安くて小さいのに‥‥」をうまく伝えているのが、個人のブログなんですよね。決してテレビCMや量販店の店頭ではない訳です。

クチコミマーケティングなりバズマーケティングに、企業が注目するのも理解できる気がします。そしてその秘訣が「商品の品質」と「ネタの濃さ」である、と。

シケさんはさらに「情報を操作するステルスマーケティングは避けるべき」として、

「自らの体験を通した言葉でないと人は動かせない。個人のブログはそれほど技巧的でないが、男前豆腐の美味しさは伝わってくる。一方、ブログで情報操作をしようとしても心は動かせない。そればかりか、ブランドの価値も下げかねない」

とも。こちらも同意です。モダシンさんもこの点に関しては「お金だして記事を書いてもらう、ってのは自殺行為になるかも、ですね」と書いています。

追伸:アサヒビールの横山和幸氏は歌舞伎役者みたいで男前です。

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「ハルヒ」「男前豆腐」に見る、ブログ時代のヒットの条件

四家さんによると、男前豆腐店の社長は著書で「ブログ時代になってものの売れ方が劇的に変わった。1人のお客さんが惚れ込んで日記に書いたりすると、そこから一気に広がっていく。浸透時間が圧倒的に短くなってきてる。ブログの登場以前に比べると、口コミが広がる早さが全然違う」と述べているという。