Netscape、「ブログ時代のニュースサイト」へ転身という記事より。

Netscape.comは6月15日(米国時間)に、新しいジェネラルマネジャーでドットコムニュース起業家ジェイソン・カラカニス氏が言うところの「現代のニュースサービスの改革を目指す取り組み」の公開テストを開始する。

このジェイソン・カラカニス氏というのは、「Engadget.com」を立ち上げた人物で、Weblogs, Inc.をAOLに売却したことでも話題になりました。

そのままAOLに入社していたようで、この度「Netscape」をブログ時代のニュースサイトとして運営していくことになったということです。現在ベータ版として「www.beta.netscape.com」で運営されています。

Netscape Beta

AOLがWeblogs,Inc.を買収というエントリーで、

Weblogs,Inc.が持つブログネットワークからさらに売上が期待できるということ、そしてノウハウを活かしてさらにブログを展開していくなどの戦略が考えられるでしょうか。

と書いていたのですが、ノウハウを活かした具体的な展開がされ始めたということですね。

「Netscape」はそもそもブラウザだった訳ですが、このDigg風ニュースサイトのブランドとして息を吹き返すというアイデアはなかなか良いかもしれません。

人気の高い記事ほどサイトの上の方に表示され、人気度を判断する公式に従ってランク付けられる。この公式は時間、得票数、コメント、クリック数、転送された件数を考慮し、どれだけ新しい事件かによって重み付けされる。

最近、Diggを見ていて面白いなぁ、と思うのですが、ソーシャルな感じでみんなでワイワイと作っていくニュースサイトという雰囲気でしょうか。

Weblogs, Inc.でブログメディアを複数立ち上げていたジェイソン・カラカニス氏は、うってつけの人物ですね。

読者からは、従来の報道機関の記事も含め、インターネットの至る所に掲載されている記事へのリンクがNetscape.comに投稿される。編集者(Netscapeは「アンカー」と呼ぶ)は自分が重要と考える記事を選んで大きく取り上げられる。

さらに、アンカーが取材をしてその記事にインタビュー記事などを掲載することもできるということです。ユーザと編集者が作り上げるニュースサイトですね。

TechCrunchではAOL-Netscape 大規模「Diggキラー」サービス ローンチとして取り上げ、かなり話題にもなっているようです。

AOL が、新しいブランドを作らずに、Netscapeブランドにおいて、新しいサービスを立ち上げるということは、どれほどAOLがこのサービスについて真剣であるかを示している。

しかも、Netscapeは月間8億1,100万PVもあるそうです。既にこの数字は大きなアドバンテージになりますね。

ブログの仕組みとして更新力のあるブロガーで作り上げるメディアみたいな話も書きましたが、こういうアイデアは非常にそそられますね。

メディア・パブでも打倒Diggのポータル・ニュースサイト,AOLがNetscape ブランドで開設として取り上げられてまして、

このサイトで注目したいのは,Jason Calacanisが陣頭指揮を執っていること。彼は,米国最大のブログ出版社(ブログネットワーク)Weblogsの創立者で,こうした参加型サイトの本質を熟知した編集プロである。かなり期待できそうだ。

と書かれています。同感です。AdSenseで1億円稼ぐ方法とは?というエントリーでWeblogs, Inc.がどのように稼いでいたかを書いていますので、興味のある人はそちらもどうぞ。

なお、Diggの人気がどの程度のものかは、やはりメディア・パブの勢い増すニュースサイトDigg,ワールド編とビジネス編に進出というエントリーをご覧頂くと分かりやすいです。

Diggは参加型のソーシャル・ブックマーキング・ニュースサイトとして急成長を続けており,ページビュー数で大手新聞社系サイトをゴボウ抜きしている。また技術系ニュースのフォーラムサイトとして独走していたSlashdotをこの4月に追い抜き,今や技術系ニュースのナンバーワン・サイトになってきた。

ここに既に月間8億1,100万PVを持っているNetscapeが、ブログのノウハウも加えて突っ込んでいく訳ですね。どんなことが起こるか楽しみです。