さよなら「パソコン通信」、最後のサービスが19年の歴史に幕という記事より。

ニフティ(古河建純代表取締役社長)は、3月31日の23時59分59秒をもって「ワープロ・パソコン通信」(パソコン通信)の全サービスを終了する。これで国内に唯一残っていたプロバイダーによるパソコン通信サービスが消えることになる。

「パソコン通信」をリアルタイムで体験していた人たちは、もう30歳より上くらいの世代になるのでしょうか?

ぼくが初めてパソコン通信に接続したのは17歳の頃。当時、浦和市内にあった「ATOMIC NET」という個人運営のサービスでした。当然、通信料金は3分10円で市内にあるホストに接続するのが最も安かった時代です。

そして人生の転機となったのが、都内にあった「KEN-NET」で、月の電話代が5万円を超え(都内にダイアルしているため高かった)親に叱られたのもこの頃。

この「KEN-NET」で出会った人からMacを教えて貰い、ちょっと作曲をかじり、さらにはインターネットへと続く道を歩むことになります。ですから、パソコン通信なしでは、今の自分はありえません。

ということで、きちんと使ったことはありませんが、ニフティのパソコン通信サービスが終了するというのは、なかなかに感慨深いものがあったりします。

同社では「パソコン通信上で展開していたフォーラムのうち9割以上はWebに移行した」(広報部)としながらも、パソコン通信上で交わされていたコミュニティサービスの書き込みに関しては「残さない」方針を明らかにしており、蓄積の破棄を惜しむ声も聞かれる。

とはいえニフティはパソコン通信からインターネットへと主戦場を変えた訳ですが、本当にうまく移行できたような気がします。

87年のサービス開始当初から在籍している社員は「新しい社員にとっては、もはやパソコン通信が何なのかもわからないだろう。そのためかサービス終了を目前にしても社内はいたって平穏だ。しかしさすがに感慨深い。サービス開始当初、本当にアクセスしてくれるのか不安で一杯だったが、モデムに灯ったアクセスランプを見て皆で大喜びしたのを今でもよくおぼえている。ほんとうにいろんなことがあった」と19年を振り返った。

ああ、涙がこぼれそうな話です。

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ニフティのパソコン通信サービスがすべて終了、19年の歴史に幕

ニフティのパソコン通信サービスは、1987年4月に「NIFTY-Serve」としてスタート。NECが運営していた「PC-VAN」(2001年サービス終了)とともに、当時はパソコン通信を代表する商用サービスとして利用者が拡大していた。