グーグル、ウェブ分析サービス「Google Analytics」を公開へという記事より。

訪問者が自社サイトにどこからやってきて、どのリンクをクリックしたか、どのページを参照したか、どれくらい長く滞在したかなどを調べられるほか、どのサイトに掲載したどの製品がよく売れているのか、また延々と続く購入プロセスのどこで顧客は購入をあきらめてしまったのかなどを知ることができるという。

Google Analytics

いやー、またやってくれましたね、Googleが。アクセス解析ツールに進出です。Urchinを買収した時に、いずれはこういう時が来るだろうと思っていましたが、元々は495ドルで提供されていたツールを無料提供ですからね。

Google AnalyticsはGoogle AdWordsに組み込まれるため、AdWordsの利用者は既存のアカウントを使ってGoogle Analytics用の新しいインターフェースから同分析サービスを利用できるようになる。

日本語も利用可能になっています。昨日、ネタフルにもトラッキングタグを挿入していたのですが「最初のレポートは 12 時間以内に表示できます」ということだったのですが、まだ解析できないみたいです。

(むむ、Safariでは正常に表示されない? Windows IEでは表示されていた画面がSafariでは見られないカモ‥‥)

アドワーズだけでなく「他社サービスを使ったバナーや電子メール、無料/有料検索などの広告キャンペーンの効果を測定することも可能」ですので、無料で使える強力なウェブマーケティングツールです。

アクセス解析ツール業界には大きな波紋を投げかけたことになります。495ドルのツールが無料になった訳ですから相当な機能もありますし、ページビューも500万PVまでは無料、アドワーズのアカウントを持っていれば無制限だそうで、開設費は500円なので事実上ほぼ無制限で利用できると言って良いよいでしょう。

全てのページに同じスクリプトを入れれば良いので、ブログの場合にはテンプレートを少しいじるだけですから導入も非常に簡単です。広告も表示されないし、アクセス解析の定番は、間違いなく「Google Analytics」になるでしょう。

高機能なので「Google Analyticsの使い方」的なテキストが増えていくでしょうね。これが「無料で多くのユーザがいる」メリットで、有償のアクセス解析は関連する情報がオープンになることはあまりないのですね。

高機能ゆえに使いこなすのは簡単ではないと思うのですが、利用者が次々に「Google Analyticsの使い方」を書くことでナレッジが集積されるという、「Google Analytics」にとっては強力な援護射撃があります。

ウェブマーケティングのビジネスも、これでさらに高度化しそうです。「Google Analytics」をしっかり使いこなせて、きちんと分析できるみたいな能力が重要になるとか。

渡辺聡・情報化社会の航海図のGoogle Analyticsと影響範囲というエントリーにもあったのですが、

「アドワーズ、アドセンスを持っているからローエンドアプリは無償提供しても良い。コンピューティングのコストも安い」というポジションに対してどう対抗すればよいのか。自分達の市場も同じ目に合わないという保証はどこから得たら良いのか。合うかもしれないとなったら明日からどう方針転換をすれば良いのか。

というのは感じるところがあって、会社でアクセス解析ツールをリリースしているのですが、まさかGoogleがこのようなカタチで競合するとは思いませんでしたからね。Googleと争わないためには媒体を作っていくのが最善ということなんでしょうか。

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Google Analyticsでは、Webサイトへの訪問経路や、クリックされた回数と実際に購入された数の比率である「コンバージョンレート」、サイト上におけるユーザーの行動などを分析するサービス。