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昔の人は、なぜ不便な山村に暮らしていたのか?という記事が話題になっていたので読んでみました。父方の実家は群馬の山奥で、しかし遊びに行っても「どうしてここに住んでいるのだろう?」と疑問に思ったことはなかったですね。結論としては‥‥

戦乱で日本が貧しく、インフラが未熟だった時代(間近では昭和20年代)には、都市に住んでいるよりも、山あいに住んだ方が、清潔な水、食べ物、燃料、建材が、お金ではなく労働と協調によって手に入り、生きやすかったから

ということが綴られていますか。なるほど‥‥と思ったのですが、よくよく考えると父方の祖先は、その前からずっとそこに住んでいた気がするのですね。平野も今ほど整備されていなかったと考えると、山あいに住んだ方が水もきれいだし、動物もいるし、何かと住みやすかったのでしょうか。便利、不便という境界線が、住む場所によってないような時代だったのでしょうか。隠れるために人里離れてということもあるだろうし、人が増えれば土地を求めて広がり、さらに奥地に入った可能性もあるかもしれません。

現代に照らし合わせると買い物だとか病院だとか、街中にいた方が便利だと思いますが、そういったことが一切ない、自給自足の時代ならば、山奥の方が良かったのでしょうか。父は毎日片道10kmの山道を自転車で通ったといいます。当時はそれが当たり前だったのだと思いますが。

現代人は山里を不便なところと思いこんでいますが、身一つで住み着いて生き延びられる所は、本来平野部や盆地の中央ではなく、山裾だったのだと思います。平野部の江戸、名古屋、大阪の都市は、治水と流通が整備された太平の17世紀以降に初めて都市化が可能になった場所です。山歩きを通してそんなことに気が付きました。

街道があったから人が住みついた、なんてこともあるでしょうしね。つらつらと考えたのですが、モヤモヤしたまま終わってしまいそうです。すいません。

田舎暮らしの本 2015年 06 月号 [雑誌]

宝島社 2015-05-02
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