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主人がオオアリクイに殺されて1年が過ぎました」という有名なスパムがあるのですが、温厚そうなオオアリクイがそんなことするかね、とも思える珍妙なタイトルで広く知られています。が、実はオオアリクイは本当に人を殺してしまうこともあるらしいです。オオアリクイの襲撃で死亡例、遭遇リスク増に懸念 ブラジルという記事になっていました。

辺境医療と環境医学に関する米学会誌「ウィルダネス・アンド・エンバイロメンタル・メディスン(Wilderness and Environmental Medicine)」は12月発行予定の印刷版に先立ち今月発表した電子版に、オオアリクイが人間に致命傷を与えた2つの事例研究に関する論文を掲載した。

普段はオオアリクイは攻撃的ではないものの、視力が弱く、おびえた時には「前足にあるポケットナイフほどの長さの鉤爪(かぎづめ)をふりかざして防衛行動に出る」ことがあるそうです。

防衛行動では後ろ足で立ち上がり、10cm以上ある前足の鉤爪をかくように振るそうですが、刃渡り10cm以上のナイフを発達した筋肉で振り回す様子を想像すると、いかに防衛行動に出たオオアリクイが恐ろしいかが分かるかと思います。

ハダッド氏はまた、オオアリクイがそうした攻撃的な行動に出ることは珍しいが、人間は野生動物に十分な広さの生息地を与える必要があることを示す重要な事例だと強調した。

オオアリクイにとっては生息地が狭まっており、望んでいない人間との遭遇に驚いて、とのことなのですね。現在は中南米に5,000頭が生息するのみ、と。

ということで有名なスパム「主人がオオアリクイに殺されて‥‥」の“主人”は、きっと中南米に出張に行っていたのですね。

徹底図解 動物の世界―哺乳類の進化から形態、行動、人間とのかかわりまで

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