2013 09 09 0938

フリーカメラマンの林典子さんが、フランスで開催されている世界最大規模の写真ジャーナリズムの祭典「ビザ・プール・リマージュ」の報道写真企画部門で最高賞の「ビザ・ドール(金賞)」を受賞したそうです。作品は、組み写真の「誘拐結婚」です。

報道写真で最高賞:林典子さんが「誘拐結婚」組み写真でという記事になっていました。

同祭典には約2週間の期間中に約3000人の報道写真家や編集者らが集まり、町中で行われる各種展示には約22万人が訪れる。2011年には東日本大震災の報道写真の特別展が開かれた。

最終選考に残った4作品の中から、全員一致で受賞が決まったのは、林典子さんの「誘拐結婚」だそうです。日本人初の受賞となりました。

何も知らないと「誘拐? 結婚!?」と思ってしまうのですが、男性が女性を拉致してそのまま結婚するという、中央アジア・キルギスの慣習なのだそうです。

ググったところキルギス 誘拐婚の現実 | ナショナル ジオグラフィック(NATIONAL GEOGRAPHIC) 日本版公式サイトという記事がありました。写真はナショナル ジオグラフィックに掲載されたのですね。

約540万人が暮らすキルギスで、人口の7割を占めるクルグズ人。その村社会では、誘拐婚が「アラ・カチュー」と呼ばれ、慣習として受け入れられている。

女性を誘拐して結婚する、しかも親族がそれに協力し、さらには警察が介入しないなど、とても信じられない、受け入れられない話なのですが、キルギスでは"慣習"として続いているのだそうです。8割の女性は、結婚を受け入れるのだとか。

フォトギャラリーが圧巻です。よく、撮れたな、と思います。

「キルギスの女性にとって、一度男性の家に入ったあとに、そこから出るのは恥ずかしいことなんです。両親に恥をかかせたくないので、あきらめて結婚を受け入れました」という女性の話も。自殺する女性もいます。

誘拐して結婚‥‥受け入れがたいですが、これがキルギスの現実なのですね。ただし、かつての駆け落ちがねじまげられてしまったもので「誘拐結婚」は「誘拐婚はキルギスの伝統ではない」ようです。

NATIONAL GEOGRAPHIC (ナショナル ジオグラフィック) 日本版 2013年 07月号 [雑誌]

日経ナショナルジオグラフィック社 2013-06-29
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