イアン・エアーズ『その数学が戦略を決める』 - 「石版!」という記事より。

タイトルだけ読むとろくでもないビジネス本のような印象を受けるのだが、中身は「絶対計算」と呼ばれる意思決定をうながすような統計学的分析の世界を紹介する大変勉強になる本。昔と違って、計算に使えそうなデータが莫大な量となり、かつ、コンピューターの発達によりその莫大な量の計算が可能なものとなってきたため、絶対計算の進歩も目覚しくなっている。

その数学が戦略を決める」という本の書評です。かつては統計学の世界に片足を突っ込んでいた身としては、興味ある本です。

だって「今年作ったワインが、ヴィンテージになったとき、どのぐらいの価値を持つか(どのぐらい美味しいか)」が導き出せる、て凄くないですか!? 味を予想するんですよ!

こうした事例が紹介されつつ、個人的に驚いたのはタイトルにも書いたこちらです。

ハリウッドでは脚本をコンピューターで分析して、その脚本を映画化したらどれぐらいの興行収入が生まれるのか予測する会社もあるそうだ。これには当然製作サイドも、それまでそういう予測を立ててきた予想屋の人も猛反発。「コンピューターになにがわかる!」、「コンピューターに俺が書いた脚本がわかるか!」などと批判されるのだが、算出された予想興行収入の正答率たるや、予想屋をコテンパンにするぐらい立派なものだった。

脚本を分析して興行収入を予想できる!? いったい、どんなデータを利用するのか興味のあるところです。

作る前からヒットが約束されたような作品が続くと、どんなことが起こるのかな、という気もします。全てヒットが続くのでしょうか。まあでも、計算式にも補正が加えられるのでしょうね。

・計算に使えるデータが膨大にある
・コンピュータが進化しそれを処理できる

こうしたことから、いろいろなものが数値化され、あらゆるものが予想できる未来が来るのかも‥‥しれないでしょうか?

読んでみたいと思います。

その数学が戦略を決める (文春文庫)

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