「地震前にヒキガエルが大移動」無視、貧弱予知の実態という記事より。

中国・四川大地震で、地震発生前に同省でヒキガエルの大移動が確認されていた。市民が当局へ通報したが、「通常の現象」として取り合ってもらえなかったとされる。

四川省で発生した大地震の5日前に、数十万匹のヒキガエルが一斉に移動していたことが伝えられています。

地元住民は「何かの凶兆ではないか」と当局に訴えたものの「繁殖の正常な現象」として取り合ってもらえなかったということです。

ヒキガエルが大移動しているから何かが起きる‥‥と考えるのは確かに難しいところではあります。いつ起こるのか、という問題もありますし。

ただ、中国では動物の生態も地震研究の参考にしているようなのですね。

動物の地震予知に詳しい麻布大学獣医学部の太田光明教授によると、中国政府は地震関連の情報を収集するため、北京の「中国地震局」を核とし、地方にもネットワーク網を構築している。一部の地域は地元動物園に動物の観察データを提出させ、参考にしている。

・クジャクが羽を広げて飛んだ
・じっとしていたカメが活発に動き出した
・ヘビが冬眠から目覚めた

というような報告もあるということですが、実際にそれを目にしても地震予知に繋げるのはなかなか難しいかもしれません。

地震を感じたら、すぐに身構えられるように心構えをしておくくらいでしょうか。

と思いきや‥‥

75年の海城地震では、予知によって直前に出した避難命令が奏功し、数万人に及ぶと思われた死者が約2000人にとどまった。警報を出した地震学者は観測データのほか、「馬の異常ないななきや、ニワトリが飛んだのを見て、警報発令に踏み切った」と語り継がれている。

実際に警報が発令させて奏効したこともあったようなのですが。

しかし、識者のコメントとして「地震計の全国配置や建造物改修に資金を回せず、人民の自然観測で補おうとしただけのこと」としてバッサリ。

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