「フランダースの犬」日本人だけ共感…ベルギーで検証映画という記事より。

ベルギー北部フランドル(英名フランダース)地方在住のベルギー人映画監督が、クリスマスにちなんだ悲運の物語として日本で知られる「フランダースの犬」を“検証”するドキュメンタリー映画を作成した。

子供心に「フランダースの犬」の最終回はとても悲しい物語だと感じ、そしてあの映像が今でも心に残っているのですが、そうした視点で見ているのは日本人だけなのだそうです。

物語では、画家を夢見る少年ネロが、放火のぬれぎぬを着せられて、村を追われ、吹雪の中をさまよった揚げ句、一度見たかったこの絵を目にする。そして誰を恨むこともなく、忠犬とともに天に召される。

有名なシーンですね。「パトラッシュ、僕はもう疲れたよ」ですよね。

ところがこのシーン、ヨーロッパでは「負け犬の死」としか映らないのだそうです!

なんたるメンタリティの違い。

悲しい結末の原作が、なぜ日本でのみ共感を集めたのかは、長く謎とされてきた。

「大聖堂でルーベンスの絵を見上げ、涙を流す日本人の姿を見たこと」から、その理由を検証することを思いついたのだそうです。

そして、この「パトラッシュ」と題されたドキュメンタリー映画では、3年をかけて謎の解明に挑んだのだとか。

資料発掘やインタビューから浮かび上がってきたのは、

日本人の心に潜む「滅びの美学」だった。

ということです。

まあ確かに、なんでそんなに悲しい終わり方をしなくちゃいけないのか、とは思いましたけどね。そこに共感するのが「滅びの美学」だったとは。

「パトラッシュ」見てぇ!

フランダースの犬 完結版

フランダースの犬 完結版