将棋ソフトとの歴史的対局は渡辺竜王勝利という記事より。

将棋界初の試みとして注目された渡辺明竜王(22)と将棋コンピューターソフト「ボナンザ」の公開対局が21日、東京都内のホテルで行われ、渡辺竜王が112手で勝ち、第一人者の実力を示した。

渡辺明竜王 v.s. ボナンザというエントリーでお伝えしていた、将棋ソフト「ボナンザ」vs. 渡辺明竜王が行われました。

「ボナンザの現在の能力では、マスタークラスの方と長時間の持ち時間で将棋を楽しめるような状況にはならないと思う」という開発者の言葉もありましたが、結果は順当に(?)渡辺明竜王の勝利でした。

ボナンザが得意の四間飛車穴熊に組むと、渡辺竜王も居飛車穴熊で対抗。中盤までボナンザがややリードしたが、終盤に痛恨の見落としもあり、最後は確実で鋭い攻撃を浴びた。

いやー、それにしてもコンピュータに人間が勝てるというのは、なんだかこう自信になるというかなんというか。人間、磨かないといけないですね。

渡辺竜王は「ボナンザは思ったより強く、驚いた。レベルはかなり高い」と語ったそうです。

「ボナンザ」の開発者・保木邦仁氏が「終盤の見落としがこたえた」と語っているように、コンピュータでも見落としてしまうのですね。まあプログラミングしているのが人間だから、ということもあるでしょうか。

ちなみに「ボナンザ」はWindows用のフリーウェアです。

なお渡辺明竜王は「渡辺明ブログ」を書いてまして、「ボナンザ」との対戦を以下のように書いていました。

大和証券杯特別対局ボナンザ戦。その1(対局準備)

癖も分かったし、四間飛車穴熊対策もバッチリ。まず負けることはないという感触を得ましたが、心配もありました。それはボナンザが今回用に改良されて(強くなって)くるのではないか。という点です。この不安も的中してしまいました。

大和証券杯特別対局ボナンザ戦。その2(当日編)

ボナンザは「▲6四歩と突いたら相手は攻めてくるしかない。それならば受け切れる」という読みで▲6四歩を選んだのです。人間なら「▲6四歩は馬道が止まって怖いから」という感覚的理由で考えない手です。

棋符を使っての解説があるのですが、なかなか読んでいる方もドキドキさせられます。「今までのボナンザとは別人のように強い」とか、うぉぉぉ。

新聞記事では順当、快勝などと書かれているのですが、必ずしもそれだけではない事前の戦い、そして当日の戦いがあったということですね。

「まだまだ下と思っていましたがプロの足元まで来ているということを認めざるを得ません」とも書かれていますから。

1ヶ月前からプレッシャーを感じていたそうで、本当にお疲れさまでした!

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将棋・ひと目の手筋―初級の壁を突破する208問

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