画像処理技術に革命もたらした東大安田浩教授の最終講義というコラムより。

安田教授の研究でいちばん世に知られているのは、情報処理技術の中でも、画像符号化・画像処理・画像情報圧縮の技術である。この分野では、若いときから世界に先駆けたリーディングな技術を開発してきたが、90年代から世界中の技術者に呼びかけて、技術を国際的に標準化することに努力傾注してきた。

東大国際・産学共同研究センターの安田浩教授が定年退官することになったことにまつわり、その功績に関するコラムが立花隆氏の「メディア ソシオ-ポリティクス」で紹介されています。

静止画はJPEG、動画はMPEG1とMPEG2で統一されていることで、メーカーやハードが違っても全く問題がないのですが、こうなった背景には安田浩教授の働きかけがあったのだそうです。

「日本は降りる。だからアメリカも降りないか。フランス案で行こう」

国際標準化には各国の思惑がぶつかるものだと思いますが、そこを客観的なデータで取りまとめ、日本が降りることで他国も納得させるということをしたのだとか。

これが、延々失敗しつづけた画像の世界の国際技術標準が確立した瞬間だった。

JPEGやMPEGにこんなエピソードがあったとは。

ポイント図解式 ブロードバンド+モバイル標準MPEG教科書

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