サブカル王 みうらじゅんに聞く(後編)という記事より。

「つまりね、否定を引っ繰り返して肯定に転じてしまう。いや、僕も否定したいんですよ、つまんないから(笑)。でも、『そこがいいんじゃない』と強がる。『みうらさんの本、つまんなかったね』と言われたら、『そこがいいんじゃない』(笑)。相手が否定している『そこ』がいいんだから、それだけで、もう勝ちだよね(笑)」

これが「マイブーム」の基本のようですね。一人で面白がれるようになったら素晴らしいですね。と言いつつも、ネタフルでも一人で面白がっていることが多いのでしょうか。

基本的には一人きりで作業しているので、誰に相談することもなく、確かに一人で面白がっているかもしれません。とはいえそれは「マイブーム」と呼ぶほどには広がらないし継続もしないのですが。

というところで「マイブーム」を起こす仕組みとして、みうらじゅん氏は次のように説明しています。

「ま、一人電通みたいなものですから。たいがいがネタの持ち込みでしょ。そりゃあ、編集部から『とんまつり、やりませんか?』と言ってくるはずがない(笑)。そうなると、自分の媒体をいっぱい持っていて、そこで一斉に書くしかないんです(笑)。これが、一人電通の作戦。で、ある人とある人が出会ったとき、偶然にその話題が出るかもしれないんですよ。するとブームが『マイ』から動き出すんです」

なるほど、一人電通。自分が書ける媒体をたくさん持つメリットは「マイブーム」を広められることだったのか!

さらに自分が興味のあるものは出尽くした感じなので、今後は「好きじゃないものを無理やり好きになっていくという運動」をしていくかもしれないらしいです。凄いな、一人電通。

みうらじゅんとは、真面目におかしなことをやろうとしている人である。

ですね。読む側も「みうらじゅん」を楽しむ、と。

みうらじゅんマガジン〈vol.01〉

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じゅんの恩返し 時代への親孝行

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そこがいいんじゃない!みうらじゅんの映画批評大全1998‐2005

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