ジョブズとゲイツ、真の「善玉」はどっち?という記事がありました。

実は、2人の真のイメージはちょうど反対だ。世界を変えているのはゲイツ会長で、自分を必要とする社会の声に耳を貸さず、ひたすら金儲けに突っ走る資本家の役にぴったりなのはジョブズCEOのほうだ。

GatesとJobsの一般的なイメージ‥‥Gatesは冷酷な資本家と見られている、Jobsはアーティストのように語られる‥‥は、実は全く正反対である、という記事。

Gatesはお金を得るのにも熱心だけれど、一方で多額の寄付もしている。しかしJobsは寄付者リストで見かけたことがない。「巨万の富を手にしたからといって、偉大な人間になれるとは限らない」

つまり、稼いだお金の使い道によって、どちらが「善玉」か? を論じている記事だったのです。

確かに、ジョブズCEOにはすばらしいカリスマ性があり、そのプレゼンテーションは舞台映えする。だが、社会的なやりとりから距離を置くその姿勢を知ると、なんだか小物に見えてくる。

Jobs、もっと社会的なことに関心を持ってよ、という内容です。読んだ瞬間に波紋を呼ぶのは誰でも分かる記事です。

案の定、

「ジョブズとゲイツ」比較コラムに手厳しい批判(上)
「ジョブズとゲイツ」比較コラムに手厳しい批判(下)

という記事が続きました。

その中には、

資産の大半はピクサー社の株式とアップル社のストックオプション(その比率は前者に比べてかなり低い)によるものだが、ジョブズCEOがこれまでに現金化した両社の株式はごくわずかだ。

など最もな指摘も。

このコラムはつまり、ヘボいソフトウェアを作ったり、ライバル企業を冷酷に業界から追い出したり、世の中の人を大々的に搾取しても、慈善事業や政治的課題に金を寄付していることが一般に知られていれば、基本的には問題ないと言いたいのか?

これはちょっとち笑いました。