TVドラマ自体をコマーシャルにする新時代広告(上)という記事より。

インターネットやビデオゲーム、CMスキップ機能付きデジタル・ビデオレコーダーの登場で、企業の商品やブランドを前面に押し出して番組を制作する「ブランデッド・エンターテイメント」の必要性がいよいよ注目されるようになっているのだ。

HDDレコーダーの影響でTV CMがスキップされてしまうという由々しき事態が発生しておりますが、果たしてその損害はいかほどか、という議論もありますが、少なくともHDDレコーダーに録画された番組はCMをスキップされやすいので、なんとかそういう人にもCMを見せたいと思うのは人情です。

そこで登場したのが「プロダクト・プレースメント」です。新しいテクニックではありませんが、より重要になっていくだろうと見られている手法です。

映画やテレビドラマ、他にはゲームの中など、あらゆる場所に製品を登場させ、視聴者に見せる方法です。プロダクトをCM製品に置き換える訳ですね。

「従来型のコマーシャルなどはもう誰も見ない。今後5年以内には、ブランデッド・エンターテイメントが90%を占め、従来型広告は10%になるだろう」と過激なことを言う人も。

「同じ製品でも、テーブルの上に置いておくのと、実際の場面の中でそれについて語ってもらうのとでは、大きな違いがある」とリッツトCEOは話す。「その登場人物が商品にお墨付きを与えているようなものだ」

単にテレビ画面に登場させるだけでなく、登場人物に使わせ、さらに語らせるというのは凄いですね。それがきちんとストーリーの中に入るなんて。

「このクルマ、乗り心地がいいな」
「うまい、このスポーツドリンク」
「地下鉄でもクリアだな、この携帯」

こういうのはちょっとわざとらしいですかね。脚本家の腕の見せどころです。いずれにしても“押しつけ”になってしまうと視聴者からは嫌われるでしょう。

■関連記事

TVドラマ自体をコマーシャルにする新時代広告(下)

たとえば『24』で自社のセキュリティー機能付きテレビ電話を使ってもらった米シスコシステムズ社の場合、同社は過去4年間にわたって番組の制作チームにネットワーク技術を提供してきたという(このプロダクト・プレースメント契約の詳細については明らかにされていない)。