「私はノックして頭を下げる」 グローバルメディアオンライン(※) 熊谷正寿社長(41歳)の場合という記事より。

「僕は恐らく、堀江(貴文・ライブドア社長)君とは、だいぶやり方が違う。業務提携を申し込む時は、きちっとドアをノックして頭を下げる世代。人間というのは、やはり気持ちで動きますから」

日経ビジネス特集の「ホリエモンと愉快な仲間たち」“世代飛ばし社長”インタビュー記事です。

堀江社長は時の人になったので、どんな人かはメディアを通じていろいろと分かりましたが、同じ時代にインターネットビジネスを起こして活躍している社長は他にもいて、熊谷正寿社長もその一人です。

かつてダイヤルQ2の会社をやっていた、ということを知っているくらいで、それ以前のことは実はよく知らないことに思い当たりました。

その後に関しては上場や買収など、いろいろと目にする機会はあり、さらにブログを読めば温和な感じの人なんじゃないだろうか、という推測もできました(表向きの顔かもしれませんが)。しかし、どういう生い立ちなのか、ということに関しては知らなかったのです。

この記事を読むと堀江社長とは対極に位置する性格であることが分かります。

熊谷に会えば、その意味をすぐに実感として捉えることができる。清潔感がある髪形に、スーツと革靴。頭から足の先まで身なりはきちっと整えられている。

本人も堀江社長を意識しているのでしょう。「流儀はおじさん。堀江君のジャンルとは違う」ともコメントしています。

そして、この違いは育ちにあると語る熊谷社長です。

なんとかしてその生活から脱したいと思っていた堀江社長とは違い、熊谷社長は有名ディスコ「ツインスター」やパチンコ店などを経営する実業家の父親のもとで育ったそうです。厳格で厳しい父親だったことが、今の熊谷社長を作っていると。

「熊谷が物心がついた時には、経営に携わる環境が用意されていた」ということで、ある意味で熊谷社長は、経営者になるべくしてなっている、とも言えるかもしれません。「新規パチンコ店の開業を10代で仕切ったこともある」というほど。

そして、ずっと独身だと思っていたのですが、「20歳の時に結婚、すぐに娘が生まれた」ということで、ハタチを越えるお嬢さんがいるそうです。激務ぶりから、家庭人の姿は全く想像できませんでした。

その後、厳しい父親のもとで修行をしていく中で株に出会い、そしてパソコンに出会い、プログラミングもするようになっていったそうです。

最後に、堀江社長のやり方に関して次のようなコメントを。

「社内は、堀江派と反堀江派に二分しています。私のやり方は堀江君とは違う。でも、あのやり方がいいのか悪いのか、その判定を今はするべきではないと社員には言っています。歴史に任せなさいと。今だけを見ると判定を間違えますから」

どのやり方が良いのかどうかは、結果が出てみないことには分からないのですが。

この世代のネットベンチャー社長というと、堀江社長、熊谷社長、そしてサイバーエージェントの藤田社長を思い出します。

堀江社長は織田信長、熊谷社長は豊臣秀吉、藤田社長が徳川家康というのがイメージです。