“マック”の原田氏が見せる“マックらしさ”という記事より。

BSE騒動のあおりと価格政策の混乱で低迷が続いたマクドナルド。だが原田氏のCEO就任以来初の決算となった2004年12月期、既存店売り上げが8年ぶりに前年比プラスに転じ、3年ぶりの黒字転換を果たした。原田氏は先月末、代表取締役会長兼社長兼CEOに就任し、名実共に同社の最高トップとなった。

原田氏が社長になってから、確かに目覚ましくマクドナルドは変わりつつありますね。変革請負人みたいな感じで、ある意味“日本版ゴーン”とでもいいましょうか。

アップルにいた時は、どうしてもアメリカ本社、Jobs氏が大き過ぎて、原田社長自身を評価するのは難しかったのですが(OS発売に合わせて深夜に秋葉原に登場するなど独自のパフォーマンスはありましたが)、こうして見ると、かなりの手腕であることが分かります。マクドナルドの改革が一段落すれば、またどこかに請われて転職しそうです。

さて、マクドナルドですが、価格の端数をなくすなど新たな戦略に取り組み始めましたが、それを原田社長は「決してディスカウントでもないし、一時的なものでもない。提供するのはバリュー」と語っています。

デフレ商法と同義に語られてきた「バリュー」だが、顧客への「価値」の提供というマーケティングの基本中の基本に立ち返る。

さらに過去の低迷については「基幹ビジネスを外れて多角化は成功しない……統一したブランド政策、有形無形のメッセージが大切」とも。そうなんですよね。もしかするとこれは、原田社長自身が、もっともアップルで学んだことかもしれません。

最後に記者は、

ずっとWindowsしか使っていない記者だが、最近iPodを買って一番感心したのは、もったいなくて捨てられないほど丁寧な製品パッケージだった。

という感想を。これも“らしさ”を生むんですよね。