たけくまメモで手塚治伝説が紹介されていたのですが、これが面白い! 例えばこんな感じ。

●言い訳(その3) あるとき、先生の原稿があまりに遅く、ついに入稿が間に合わないことがあった。一週間以上、仕事場に泊まり込みで原稿を待っていた編集がブチ切れて「もう間に合わねえよ!」と怒鳴り、原稿を窓から放り投げた。すると手塚は涙を流しながら「ボクだって大学出てるんだから!」とわけのわからないことを叫んだ。

たけくまメモ: 手塚伝説(その1)禁断のプライヴェート篇
たけくまメモ: 手塚伝説(その2)お仕事篇
たけくまメモ: 手塚伝説(その3)逃走篇
たけくまメモ: 手塚伝説(その4)アニメ篇その他

なんていうんだろう。完全無欠の人というイメージを勝手に持っていたのですが、実は全然そんなことはなくて、できる新人の登場に目を光らせていたり、好きな仕事にとことん打ち込んでいたり、手塚治虫氏って、純粋な子供みたいですね。と思いました。

他にも気になったエピソード。けっこう逆ギレしている感じもしましたが(笑)

●あるときアシスタントたちと社員旅行に行くことになったが、旅行当日に手塚の入れ歯が紛失し、「入れ歯がないとボクは行けない!」と駄々をこねはじめた。
●手塚はよく原稿を編集に見せて相談した。ある編集は、とにかく早くあげてもらいたい一心で「いやあ面白いですねえ」とお世辞を使ったら、「こんなの面白いわけないじゃないか!」といきなり怒鳴って原稿を破きはじめた。
●日本初のTVアニメ「鉄腕アトム」は空前のヒットとなったが、あまりに多忙になったため手塚はキレて「労働組合を作ろう」と言い出した。社長は自分だということを忘れていたのだ。
●NTVの24時間テレビで2時間アニメ「バンダーブック」を作ったとき、作品は好評だったが手塚は放映終了後も気に入らないシーンを直していた。まだビデオで商品にする発想のない時代で、金をどぶに捨てるようなものだった。

伝説なんて残そうと思って残せるもんじゃないですからね。偉大です。