“AV製品のソニー”が窮地にという記事より。

だが、営業利益を製品カテゴリー別に見ると、ビデオ/テレビ/オーディオすべてが前年割れとなっており、オーディオ(3億円損失)とテレビ(85億円損失)は赤字を出しているのだ。そこには、かつて収益の柱となっていたAV製品の面影はない。

ソニーが2004年度第1四半期の業績発表を行ったのですが「売上高は1兆6121億円で前年同期(1兆6038億円)と比べて0.5%増とほぼ横ばいで推移したものの、営業利益は98億円と前年同期(167億円)から69億円(41.4%マイナス)も減益となる厳しい結果」となっているそうです。その原因がAV製品における凋落ではないかと。

確かにAV製品に詳しくないぼくでも、ソニーの初期モデルには手を出さないとか学習しているくらいですから、他社の攻勢により一般の人にとってのイメージもAVのソニーは崩れかかっているのかもしれません。ソニーって尖っているんですけど、なんとなく華奢なイメージを個人的には持っています。

MD/CDといったデジタルオーディオ分野で業界を牽引してきた同社は、オーディオ市場が活気づく4-6月の第1四半期では過去一度も赤字を出したことはなかった。それが、今年第1四半期は、初めて3億円の赤字を計上している。

この分野に関しては、全くの門外漢だったAppleによって大きく市場が食われているのでしょう。ソニーもいろいろな製品を投入して巻き返しを図っていますが、いろいろ投入し過ぎの感も否めなくはないかも。

“何か”をきちんと見直せないと、簡単にはソニーは復活できないのかもしれません。

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