ブランド変更か退去か/伊勢丹がオンワードほか4社に異例の要請という記事より。

伊勢丹幹部は「SC向けブランドと百貨店ブランドは似ているため、独自色がなくなってしまう。また、より安価なSC向けブランドによって百貨店ブランドの価値が下がる可能性もある」とその理由を話す。「SC向けブランドは百貨店向けブランドより価格が安いため、SCで買い物する顧客も多い」(伊勢丹幹部)という危機感も伊勢丹の方針を後押ししている。

例えばオンワードの「組曲」と「組曲ファム」。「組曲」が百貨店向けで、「組曲ファム」がSC(ショッピングセンター)向けです。「組曲」は普段買うのには高いけれど、そのブランドイメージを引きずる「組曲ファム」だったら、ということで、ショッピングモールなどで購入する人も多いのではないでしょうか。

多くの百貨店の売上高が下げ止まらない。そんな中、出店を続けるSCの存在は脅威だ。似たブランドなのに百貨店よりもSCで買う方が安いという消費者の考え方は、売上高を伸ばしている伊勢丹にとっても無視できない。特に地方店はSCと商圏が重なることも多く、商品面でのすみ分けが必要だった。

伊勢丹の危機感も分かる気がします。しかし一方では「伊勢丹の要請は気にしていない」というアパレルメーカーも。