発売3日で出荷休止、理由は強すぎたネーミング!?

事件は発売から3日後に起きた。同社は突然、伊右衛門500ミリリットルペットボトルの販売を一時休止すると発表したのだ。月間の販売数量を50万ケースと見積もっていたが、発売時点の出荷数量がそれを上回り、追加注文を加えると、計画の4倍に達してしまうという異例の事態に陥ったのだ。生産体制を整えるため、販売を休止せざるを得なくなった。

商品特性が一目で伝わる王道のネーミングではなく、“邪道”のネーミングとして紹介されています。しかし、販売休止せざるを得ないほど売れたというのは、それがうまくいった証。ちなみに、なぜかぼくも買いました(笑) 普段は、こういうのは買わないんですけど、なんとなくそそられました。不思議な形もね、けっこうポイントでしたよ。

サントリーではこれまでにも「緑水」「和茶」など緑茶は出していましたが、なぜか売れない。一方では烏龍茶は売れている。これを打破するために「上質な味を表現し、定番商品として根付くような本物感を打ち出せる商品名を目指した」のが「伊右衛門」だったんだそうです。

煮詰まりかけたところ、ふと出たアイデアが人名だった。「マツモトキヨシやジャック・ダニエルなど、人名ネーミングはインパクトが強い。なぜならファクトそのものだから」

ということで、サントリーが提携した老舗の茶葉メーカー「福寿園」の創業者である福井伊右衛門氏から取ったそうです。太郎とか次郎とか、一般的な名前でなくて良かったですね。