ボーダフォンの料金戦略迷走、実質値上げで建て直しの見方という記事がありました。

今回の料金改定について、業界では赤字を減らすために、総額では値上げを意図したものとの指摘が出ているが、度重なるユーザー不在の料金・制度変更に、ボーダフォン離れを危惧する声も聞こえてくる。

思い切った料金設定にも利用者が反応せず、却って広がってしまった傷口をふさぐために、実質的に値上げとなる料金変更をしたというのは、かなり多くの人が気づいているはずです。今回の料金変更で、ボーダフォンから人が離れていき、さらに傷口を広げるという判断はなかったのでしょうか。料金変更は対処療法でしかなく、本質的にボーダフォンが変わらなくては赤字は減らすことができません。

ある販売代理店は、TVコール通話料の値上げに対して、「ボーダフォンは昨年、10の約束を公表しており、その中でTVコールサービスが一般通話と同じ料金で利用できるとうたっている。これとの整合性をどうするのか」と疑問を投げかける。

約束をすぐに翻せば、あっという間に築いた信頼は消えてしまいます。信頼を構築するのは大変ですが、失うのは一瞬です。

ある関係者は、「今回の料金改定は明らかに総額で値上げを意図したものだ。プリペイドサービスの課金も20秒でも1分でも同じ60円となってしまい、ユーザーにとっては実質値上げとなる」と指摘。また、別の関係者も、「通常の通話は5分以内に終わることが多いため、ハッピータイム2も大部分のユーザーにとっては事実上の値上げとなる」との見方を示す。

そうなんですよねぇ。自分の使い方に照らし合わせると、ボーダウォンの言う「顧客への利便性を含め総合的なサービスの向上を検討した結果、今回の施策を決定した」というのは、全く持ってボーダフォン自身の利便性を追求しているとしか思えないんですよねぇ。

業界で初めてTVチューナー付き携帯電話を投入するなど、一部に攻めの姿勢もみられるが、ユーザー本位のサービス・料金体系を打ち出すことができなければ、今後も復活は期待できないとみられている。

TVチューナー付く携帯電話は売れているんですか? グローバルになったのは良いのですが、なんだかそれぞれに市場に対応した小回りのきく判断ができなくなってしまったように思います。

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ハッピータイム2は果たしてハッピーか?

いったん下げた料金を、値上げするのは難しい──それが携帯キャリアにとってもユーザーにとっても了解事項だったはず。無理な料金プランなら、最初から導入するべきではなかった。テレビ電話料金のように明確な値上げを含め、ボーダフォンが料金体系に手をつけたのは業績の動向とも無関係ではないだろう。

ボーダフォン、プリペイドとテレビ電話の料金を改定

いずれも1分あたりの料金は同じだが、これまで秒単位で課金されていた通話料が分単位になる。料金改定後は、通話時間が1分を超えると次の1分の通話料がかかるので注意が必要だ。