OSの遠距離アップグレードを受けたマーズローバーというニュース。

NASAが昨年6月と7月に打ち上げたマーズローバー「Spirit」と「Opportunity」には、宇宙での猛烈な高温、低温、放射線に耐えるよう特殊な処理を施されたコンピュータが搭載されている。打ち上げ時には、ローバー用OSのリリース7が組み込まれていたが、火星着陸直前にリリース8にアップグレードされた。

今回はリリース9にアップデートされたそうです。地球からデータを送り、1億キロの彼方にある火星でアップデートするなんて、なんだか素敵。常にヒーターがオンになっている問題を解消したかったそうです。そのために「スリープモード」が導入されたそうです。

スリープモードは、Opportunityのロボットアームに取り付けられたヒーターの電源を切るのではなく、ローバーを深いスリープ状態にするというもの。これにより、探査機の動作停止という危険を冒すことなく電力を節減することが可能になる。

ソフトウェアは毎秒2Kビットで送信され、全部で8MBのファイルのアップロードが完了するのに3日間かかったということです。わずか8MBのアップデートですが、宇宙空間はナローバンドですね。って、8MBが1億キロの彼方に届いているというのが凄い訳で。ちなみに、搭載されているOSは「VxWorks」で、CPUはPowerPCだそうです。