自分の手でネットを“進化”させたい——「はてな」社長の夢 という、はてな近藤社長のインタビュー記事。

「はてなダイアリー」や「人力検索サイト はてな」などで知られるはてなの近藤淳也社長だ。当時、自転車レースを主に撮影する、京都在住のプロカメラマンだった。

またまた近藤社長のインタビューが。いつも近藤さんのインタビューを読んでいて思うのですが、ある程度ビジネスが大きくなってきているのに関わらず非常に純粋な印象があります。近藤さんの人柄が、熱烈なはてなサポーターを作り出しているんでしょうね。

「“はてな”という聞いたこともないサイトがあって、有料で何か質問できると突然言われても信頼できないし、正直、僕でも使わないだろうと思った」

と、はてなを始めた当初を振り返っているのですが、この辺の自分の立ち位置を客観的に見られているあたりが素敵です。そして、はてなの利用者を増やすために、アンテナやダイアリーで信頼感の醸成を計ったあたりも良い感じです。広告投入して‥‥とかではないですからね。

インタビュー中、アンテナとダイアリーの利用者数が紹介されていますが、それぞれ4月16日現在で48,700人、37,400人だそうです。これは予想よりも少なかったですね。10万、20万人の単位でいるのかと思っていました。

「国内でブログが流行しだしたので、宣伝効果を狙って“はてなダイアリーもブログです”と言ってはいるが、もともとブログとは関係ない、オリジナルのサービスとして始めた。ブログは一過性のブームだから、1、2数年後には沈静化し、いくつかのブログポータルがつぶれるような事態になるだろう。その時にも何事もなかったかのように涼しい顔をしてダイアリーを続けていたい」

そうそう、流行に乗っかっていると、それが去った時が勝負所なんですよね。例えば今だったらタイムリーなのが「SEO」でしょう。

「例えば、1億円稼いだとか、いい車を乗り回しているとか、そういうことは死ぬ時の自慢にはならない。でも『インターネットでたくさんの人が当たり前のように使っているあのサービス、実は僕が考えたんだ』と言えたら、それは死ぬときに自慢できる。そういうものをたくさん作りたい」

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ご自身のお父上にインターネットで検索を教えた際に、いかに目的とする情報に辿り着くのが難しいかを痛感し、質問をすると誰かが答えてくれるサービスを、ということで「人力検索エンジン」のアイデアを思いついたそうです。案外、そういう身近なところに転がっているものですね、アイデア。