激増ラーメン施設に忍び寄る淘汰の兆しという記事より。

「フードコート的に有名店を集めるだけで大きな売り上げを見込めるほど、ラーメン施設は甘いビジネスではない。テナントの実力に加え、お客を引き付ける“娯楽性”がないと近い将来淘汰される」。ラーメン施設など数多くのフード・テーマパークをプロデュースするナムコの池澤守ET企画ディビジョンリーダーはこう言い切る。

うちから電車ですぐ行ける範囲にも二つ施設がありますが、どちらも行ったことがありません。わざわざ行って、さらに並んで‥‥と考えると少し億劫になってしまいます。こういう施設はラーメン博物館のイメージがずっとあったのですが、最近のものはもっと小振りな感じのようですね。ニュースなどで見ると、いわゆるデパートの上階にあるレストラン街のような印象を持ちました。集客も良くないのに、人気がないと退店しなくてはならないとか、お店としてはけっこう厳しいかもしれませんね。

東京都渋谷区の「麺喰王国」は、来客数などを基に利回りを設定した投資ファンドにより資金調達を行う目新しさで話題を呼んだ。同施設のホームページによれば、開業後1カ月間の1店当たりの平均来客数はおおよそ400人台で推移(数字の公開は現在中止)。これだとファンドの利回りは0%で、投資家からすれば期待外れの滑り出しだ。

ラーメンファンドで話題を呼んだ「麺喰王国」も、ついに来客数の公開を中止してしまいましたか。元々厳しいのではないかと思っていましたが、案の定という感じです。こういう事例が報じられると“ラーメン施設バブル”も終焉を迎えるのかもしれません。ブームに乗って出店したところは、けっこうダメージありそうです。

■関連記事

激増ラーメン施設に忍び寄る淘汰の兆し(後編)

「確かに立地は悪いが、多くのお客は『ついでに来る』のではなく、うちの施設を目指して来店する。施設自体に魅力があれば立地条件は克服できる」と中野氏。ただ、別格ともいえるラーメン博物館のような施設づくりは、資金面を考えてもかなり難しい。

ラーメン施設に投資する「麺喰王国ファンド」

ファンドは1口50万円で2億円を調達。利回りは、同施設に出店するラーメン店など8店の年間売上杯数を店舗数と営業日数で割って算出した1日当たりの平均杯数を平均来店者数と見なし、決定する。