見出しに著作権認めず=ネット引用めぐり読売敗訴-東京地裁という判決が下りました。

インターネットのホームページ(HP)に掲載した記事の見出しを無断で使用され、著作権を侵害されたとして、読売新聞東京本社が「デジタルアライアンス」(神戸市)を相手に使用差し止めと約6800万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が24日、東京地裁であった。飯村敏明裁判長は「見出しは著作物ではなく、保護の対象にならない」との初判断を示し、請求を棄却した。

去年から続いていた裁判でしたが「見出しに著作権なし」という判決が下ったそうです。読売新聞は控訴するかもしれませんが、ひとまずデジタルアライアンスは良かったですね。

著作権法は保護の対象となる著作物を「思想や感情を創作的に表現したもの」と規定、事実の伝達にすぎない雑報などを除外している。

ただ、なんでもかんでも見出しに著作権がないと考えてしまうのは早計かもしれません。判決では読売新聞のウェブに掲載された見出しについて

「簡潔に伝えるため表現選択の幅が広いとは言えず、記事の事実を抜き出して記述したものだ」

と指摘しているからです。さらに、

「見出しは原告がネットで無償公開した情報で、第三者が利用するのは自由」

とも述べています。こうなると単純に比較はできませんが、nikkeibp.jpがRSS配信に際して記述している注意書きである、

なお、配信されたRSSは、個人的な範囲でのご利用に留めていただくようお願いいたします。営利、非営利目的を問わず、nikkeibp.jpのRSSを利用したヘッドラインの再配布、メルマガの作成、サイトの構築などは固くお断りいたします。

というのはどうなるのかなぁ、と思います。

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読売新聞東京本社広報部では今回の判決について、「見出しは重要情報を瞬時に理解できるように創意工夫したもので、それ自体にも商品価値がある。無断使用のただ乗りビジネスを容認した判決で、承伏できないので控訴する」とコメントしている。