梅田さんのblogにGoogleがIPOを考える本当の理由というエントリーがありまして、その本題とは関係ないのですが、その中で紹介されていた渡辺千賀BLOGの一節が面白かったのでメモしておきます。

MicrosoftがNetscapeを叩き潰す際に頻繁にバージョンアップをしたんですが、そのことに関して次のように説明されています。

競合製品がバージョンアップをすると、自分たちもバージョンアップをしなければ、とあせってしまう。で、Netscapeは浮き足立ってしまった。

Microsoft側は、この「頻繁なバージョンアップで敵を狙い撃ちすること」を「hamster」という隠語で呼んでいたそうだ、というのは一時MSの子会社にいた人の話。ハムスターは、よく丸い滑車の中をくるくる回っているが、やたらあくせく速く動くだけでどこへも行けない。そういう状態に敵を陥れよう、という陰謀。

恐ろしい話ですね。Googleが競合を買収して捨ててしまうのもある意味恐ろしいですが、バージョンアップの罠にはめられてしまうのも恐ろしい。急いてはなんとかとか、急がばなんとかなど、いろいろなことわざがありますが、こういうトラップにハマってしまってはいけない訳ですね。

ふと思うと、一生懸命Microsoftをハムスターに仕立てあげようとしているんじゃないかと思われる会社が一社。そう、Appleですね。Windowsがなかなかバージョンアップをしないことをいいことに、毎年バージョンアップしています。その度にコストを強いられるユーザとしてはたまったものではないですが、話題性も含めて会社の戦略としては正しいということなのかもしれません。

Microsoftは簡単なことでは動じないでしょうし、「どんどん新しいテクノロジーを見せてくれよ」という感じで大きく構えているかもしれませんが、油断大敵ということもありますから。一寸先は闇。着実にAppleが歩みを進めているとも考えられますからね。何が起こるかは分かりません。