2015 07 10 1727

AWA、LINE MUSIC、Apple Musicと、日本でも立て続けに定額制の音楽配信サービスが始まりました。一人当たりの月額は1,000円程度で音楽が聴き放題になるというサービスですが、アーティストへの分配がどのくらいなのか気になっていたところ、音楽アーティストが得る収入は、1再生あたり0.16円。クローズアップ現代「配信ビジネスで問われる創作の価値」を見て。という記事がありました。

アーティストが得る収入は? 1再生あたり0.16円。

日本ではまだサービスを開始していないSpotifyが公開しているデータを元に、京都精華大学講師の榎本幹朗氏が試算したものだそうです。

CDアルバムでは1曲あたり8.48円(アルバム110円)、ダウンロード1曲あたり16.6円という数字も試算されています。

一見すると非常に安い数字です。

1万回再生 1,600円
10万回再生 16,000円
100万回再生 160,000円

なんだか気の遠くなる数字です。可能性は感じるのですが、多くのアーティストが楽曲販売で生活していくのは難しい気がします。そもそものビジネスモデルというか、音楽業界の構造が変わってしまったことを感じます。

番組に出演したピーターバラカン氏の「CDの価格が高くなった」「安価なCDシングルがなくなった」といった事情から、若者にCDが売れなくなったという声も紹介されていますが、最近は夏フェスなどに足を運ぶ人は増えてますよね。

音楽ストリーミングサービスというのはプロモーションの場で、実際のライブやファングッズといった物販で稼ぐというのが、これからの音楽業界のあり方となるのでしょうか。

ただ、Amazon Kindleも一部の売れている本と売れないその他の多くの本という話も目にしますから、音楽ストリーミングサービスで探し出して貰う、ということにも力が置かれなければならず、ただ良い曲を作ればいいというアーティストのあり方も変わってくる気がします。そこをアーティスト本人が担うのでしょうか、それともレコード会社の広報が担ってくれるのでしょうか。担えるのでしょうか? レコード会社のあり方も変わるような気がします。

1回あたりの金額が著しく安くなっていくというのは、ウェブ業界にも通じるものを感じました。1PVあたり0.1円や0.2円というような。そういったこともあって、例えばブロガーの間にアフィリエイトブームが再来しているのでしょうね。