ネットもリアルも自然体で企業ブランドを高める企業風土とは/サン電子の場合という記事がありました。

今回の取材にあたって、国内初のブロガーリレーションを活用したマーケティングを実施したのもサン電子だったということを知りました。いつも新しいことに積極的にチャレンジしているサン電子のインターネットを活用したマーケティング。

ニューズ・ツー・ユーの神原社長が、サン電子のマーケティング担当の方にインタビューしています。

実はサン電子からはかなり古い時期に「FMトランスミッターを使って感想を聞かせてほしい」というアプローチがありまして、ネットマーケティングに積極的な会社という印象がありました。

このことは「クチコミの技術」でも書いています。

サン電子は、ブログを中心としたクチコミに関する書籍『クチコミの技術』の中にも登場しています。人気ブログ「ネタフル」を運営しているコグレマサトさんが「初めて製品を提供されて、試用後の感想をきかせてくださいといわれた」と、サン電子とのやりとりを書いています。なんと驚くことに、サン電子がネタフルにコンタクトをとったのは2004年11月なのです。

インタビューでは、もともとブロガーというよりは製品に関心のありそうなホームページ運営者にコンタクトをとっていたということです。

「広告よりも効果があるかどうかはわからないけれど、やってみる価値はあるのではないか」という当時の気持ちが明かされていますが、そのオファーを受け取った方としても、けっこうな衝撃があったことが思い出されます。

その効果に関しても率直に語られています。

「広告と比較したこともあります。メディアサイトの編集タイアップ記事のPVと、モノ系ブロガーのPVを比較してみると、ピークは広告のほうが高いのですが、長続きするのはブロガーや一般の人が書いたもの。アテンションとして使うには広告のほうが効きますが、ロングテール的にいうとブログのほうが長く続くようです」

企業がビジネスブログを書いてロングテールを作っていくというのももちろんあるのですが、ブロガーとリレーションして生まれるロングテールにも、長く続く効果があるということですね。

経験から得られた重要なポイントも語られていますよ。

「URLは一度決めたら変えちゃいけないとか、過去のものは残すといったことは、1、2年経つと、みんなわかるようになるんです」
「一時期、成果主義を先鋭化した時期があり、将来に対する目線がなくなっていた。いまはそれを変えたいという時期」

「将来に対する目線」大切ですよね。そのために何を生み、何を残していくのか。バッサリと捨て去るのは簡単なんですけど。

ということで、自分も少し関わっていただけに大変興味深い記事でした。

「クチコミの技術」に関しては、最近でもいろいろと感想をブログで書いて頂いたりしていて、本当にありがたい限りです。もう発売から1年以上、経過しているんですが。

hiniclip:ヒニクリップ | 今だから読んでよかった、コグレマサト+いしたにまさき「クチコミの技術」

企業がブログを使ってクチコミを起こすために何をすればいいのか?という疑問に対して、ブロガーの視点から考え方やノウハウを提示している、マーケティング担当者向けの本です。要するに、わたしがブログをはじめて(3ヶ月かけて)ひたすら調べて考えて実践したことが、そのまんま全部書いてあるではないか!!という本なんです。

そんでもって「クチコミの技術」を読みましたよ。 - Vox

で、前半は、ブログ礼賛がすぎるかなーと思わないでもなかったですが、でも実体験に基づく話(とはいえ作者の実体験ですからね。でもそれを出して疑いを向けられない。もしくは向けにくい。というのもブログの著者ならではなのかもと思います)で「そんなもんかー」とおもわせておいて、後半には実測に使う方法を、あれはまったくなにも隠してないでしょう? イシタニさんに、ネタフルさん? って感じで披露してますね。あれはすばらしいです。

クチコミの技術 広告に頼らない共感型マーケティング

クチコミの技術 広告に頼らない共感型マーケティング