キュレーションメディアやまとめサイトに画像をパクられた! という話題を目にすることが増えましたが、カメラ雑誌「アサヒカメラ」が、2017年02月号にそれらを撃退する記事を掲載し話題になっています。

緊急企画として掲載されたのは「写真を無断使用する“泥棒”を追い込むための損害賠償&削除要請マニュアル」です。職業カメラマンであれば仕事に直結する問題ですし、アマチュアだからといって無断で写真がパクられるのは気持ちの良いものではありません。多くのキュレーションメディアやまとめサイトは広告収入を目当てに運営されていますから「たくさんの人に見られるんだからいいじゃない」という理屈も通用しないと思います。

「本当に腹が立った」まとめサイトを“劇薬”をもって制す、『アサヒカメラ』編集長の怒りと悲しみという、編集長へのインタビューがあったのでご紹介です。

「人々の著作権意識が低いとすると、ある程度の劇薬をもって制するしかない。写真を無断使用したらこんな目に遭う、こんな請求がきて、これだけの金額を支払う羽目になる——それを形として見せるべきだと考えました」

昨今、ラジオを聞いていると借金の過払い金を請求しませんか、というCMが非常に多く流れていることに気づきます。これは過払い金があるかないかを手軽に調べられること、過払い金があれば確実に代行手数料が入ることから、司法書士事務所や弁護士事務所が大々的にやっているのだと思いますが、もしかすると「写真の無断使用に関する損害賠償」を代行する業者が出てこないとも限りません。

写真1枚あたり数万円の損害賠償が請求できるすれば、10枚あれば数十万です。証拠を集めて損害賠償するというのがデスクワークのみで完結するようになれば、一度に何十件も手がけたらけっこうな収益になりそうな気もします。

「あなたの写真がパクられていますよ」というのを、自動でチェックするシステムを開発する人も出てきそうな‥‥まあでも、一斉にキュレーションメディアやまとめサイトが閉じてしまえば、それで終了してしまう危険性もあるビジネスですが。