Appleから待望の、超軽量のノートブック「MacBook Air」が発表されました。世界で最も薄い、ノートブックです。
4番目のトピックして、基調講演では最後に発表された「MacBook Air」です。”one more thing”を期待していた人もいるかもしれませんが、今回はやや情報が漏れすぎたでしょうか？
MacBookとMacBook Proの間に位置づけられた製品となっています。気になる重量は1.36kgで、間違いなくモバイルの最適です。基調講演では封筒から取り出せるほどの薄さをアピールしていました。
マグネットラッチで13.3インチのワイドスクリーン、iSight内蔵はMacBookを踏襲しています。
キーボードにはMacBook Proのような環境光センサーが。トラックパッドもマルチタッチになり、指で写真を回転させたり、ピンチズームが可能です。iPod touchライクな操作性を実現します。
USBポートは一つ、Micro-DVI、ヘッドフォンジャック、802.11n、Bluetooth 2.1というスペックです。光学ドライブ、Firewireは軽量化実現のために省かれました。
クロック数で2モデルが用意されています。
1.6GHz（Intel Core 2 Duo） 2GB/80GB HDD
1.8GHz（Intel Core 2 Duo） 2GB/64GB SSD
上位機種となる1.8GHzには、64GB SSDが搭載されました。0スピンドルなノートブックです。バッテリの時間はカタログスペックで5時間とされています。
価格はそれぞれ、229,800炎と388,400円となっています。さすがにSSDモデルは高価です。
外付けの光学式ドライブ「MacBook Air SuperDrive」は別売りで11,800円、「Apple USB Ethernet アダプタ
」が3,400円です。
基調講演では、Core 2 Duoプロセッサを小さくするよう、Intelに依頼した話が紹介されました。頼む方も頼む方ですが、作ってしまう方も作ってしまう方です。
イーサネットをなくすことで、完全にケーブルから自由になった「MacBook」を、AppleはAirと表現しました。
薄く軽く、とにかくモバイルすることを念頭にしているモデルです。世界中のAppleファン待望の、と言っても良いと思います。
光学式ドライブもないし、USBポートは一つだし、クロック数は1.6GHzだし、ハードディスクも今時で80GBなのですが、それも全ては軽さのため。
「MacBook」の2.27kgがしんどくなりかけていたところだったので、1.36kgというのは本当にありがたいです。
持ち運びを中心に考えれば、Firewireは必要ないし、USBポートは一つでいいし、ハードディスクは80GBあれば許容範囲と考えます。
Appleとしては、全部コミコミにするのではなく、製品カテゴリごとの棲み分けを重視しているのでしょうね。食い合わないように。
それ以上の価格とスペックを求める人には、既存の「MacBook」「MacBook Pro」という選択肢が残っているのですから。
アルミニウムのボディは「PowerBook G4」を思い起こさせます。あのマシンよりも軽いのです。
基調講演の直後にApple Storeが再開されたことを確認し、速攻で注文しました。「1.6GHz（Intel Core 2 Duo） 2GB/80GB HDD」の標準的なモデルです。
イーモバイルとの組み合わせで、カフェで仕事もより現実味を帯びそうです。「MacBook Air」を持って、外に出よう！
以下に関連記事をまとめておきます。
▼アップル、厚さ19.4ミリの“0スピンドル”モバイルノート「MacBook Air」を発表
体サイズは325（幅）×227（奥行き）×4～19.4（高さ）ミリ、重量は約1.36キロで、MacBookおよびMacBook Proの中で最も薄型軽量のモバイルノートとなる。ボディの材質は酸化皮膜処理したアルミニウムだ。
▼世界で一番薄い「Macbook Air」、22万9800円から
光学ドライブは搭載されていないが、「Remote Disc」という新機能により、ほかのMacやPCの光学ドライブを利用できる。
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