『iBook』と『iSight』で実現するオンライン医療(上)という記事より。

つい最近のある晩、クリスティ・ムーアさんは喘息の娘が敗血性咽頭炎になったのではないかと心配し、医師の意見を聞きたいと考えた。そこで、ムーアさんは米アップルコンピュータ社のビデオカメラ『iSight』(アイサイト)と懐中電灯をつかみ、娘の口を大きく開かせて、喉の様子をインターネットを通じてライブ映像で送信した。映像を送った相手はこうした問い合わせに備えて待機中の医師で、ムーアさんはこの医師をオンラインサービスで見つけていた。

マイMD社が提供する、24時間いつでも医師と連絡を取ることができるオンライン医療相談サービスで、契約医師の中でも優秀な1,000人を選んでiBookとiSightを支給しているそうです。ムーアさんがiSightで医師の診断を受けることができたのも、このプログラムの一環です。

従来の医療では、さんざん待たされたあげく、肝心の医師の診察が数分で終わることも珍しくない。このようなやり方には無理が生じる一方なので、遠隔診察を取り入れる医師が増えている。こうした患者からの相談にいつでも対応できるよう、受け付ける診療の数を減らす医師もいる。軽微な症状であれば、診察の大半は電話でも済ませられる。

見る方も見せる方も電話の音声だけでは心配、という場合には、このようにカメラを使用した診療というのも安心できますね。iSightは比較的安価な割には高品質ですので、こういったプログラムで活用できるのでしょう。

マイMD社と契約を結ぶ医師のジョン・ブランチャード氏によると、このプログラムでは「患者の姿を見られるので、心の状態や、体に痛みがあるかどうかがわかる」とのことだ。「もちろん、診察室で患者を診ることに代わるものはないが、医療にハイテクが利用できることを示す応用例の1つだ」

病院に行って20人くらい並んでいると愕然とするし、さらに順番が午後になったりすると余計に具合も悪くなりそうです。オンラインで診療が受けられるサービスは、日本でも受け入れられるのではないでしょうか。特に夜間など。

『iBook』と『iSight』で実現するオンライン医療(下)では次のようなメリットも挙げられています。

マイMD社のチョークリーCEOは、同社のサービスは医師にとって、そして利用者の側にも多くのメリットがあると話す。たとえば、ノートパソコンとカメラさえ手元にあれば、医師はほぼどこにいても患者からの相談に対応できるという。利用者も同様に、世界中どこにいてもすぐに医師をつかまえられる。

「日本語が話せない状態で、午前3時に相談できる医師を日本で探すという、悪夢のような事態を想像してみてほしい」というのは、なるほど確かにそうですね。iBookとiSightがあれば、いつでも側に医師がいてくれるというのは安心です。相談できるだけでも、相当心強いです。

フロイドさんの狩猟小屋の利用客は必要なときにいつでも医師の相談を受けられるわけで、このサービスについてフロイドさんは、「今後も役に立つと思う」と述べている。「インターネットを使った遠隔医療は多くの人にとって未体験の分野だが、医師が話しかけてくる姿が見えると人々は安心感を覚える」

Apple iSight [M8817J/C]

Apple iSight [M8817J/C]