携帯電話「10年以上の使用で、脳腫瘍が2倍に」という記事より。

聴神経鞘腫の患者150人と健常者600人に聴き取り調査を行なって、病気の発生と携帯電話の利用状況を調べた(PDFファイル)。それによると、携帯電話を10年以上使用してきた人は、聴神経鞘腫の発生が、使っていない人のほぼ2倍になっていたという。

「聴神経鞘腫」というのは、脳腫瘍の一種だそうです。どういう病気かしら、と思って調べたらこんなページがありました。

聴神経鞘腫

一般的に、まれな悪性神経鞘腫を除いて良性の腫瘍で、手術で完全に摘出できる場合は治癒が期待できます。腫瘍細胞の増殖速度は遅く、脳以外の他臓器に転移することは極めてまれですが、長期間経過した後に再発する場合もあります。

「脳にできる良性腫瘍の中では、髄膜腫、下垂体腺腫に次いで3番目に多い腫瘍」というのも気になるところですね。

また、携帯電話を常に左か右の同じ側で使っている人をみると、4倍近くにはね上がった。利用期間10年未満のユーザーでは、とくに増加はみられなかった。携帯電話の種類はアナログ式に限った調査で、デジタル式については、まだ使用された期間がアナログほど長くないため、関係は不明としている。

同じ側で使っていると4倍近くも違うというのは、なんとなく相関関係を思わせるのですが、「帯電話の利用と聴神経鞘腫の発生との関連を結論づけるには、なお詳しい研究が必要」という発表です。

ちなみに、WHO(世界保健機関)の国際ガン研究所(IARC)が中心となってまとめている報告書の一部ということです。トンデモな研究ではなさそうです。良性の腫瘍とはいえ、耳鳴り、難聴、めまい、言語障害などの症状を引き起こすということで、ちょっと心配でもあります。さらなる研究に期待しましょう。