Opinion:仕事と家庭の「並列処理」は可能かという記事より。

確かに、技術の活用によって生産性はかなり向上した(これは必ずしも、競争優位性や収益の向上を意味するわけではない)。だが同時に、ビジネスと家庭生活、仕事とレジャーの間の境界線があいまいな文化をもたらした。このような技術の活用を集中して行った人は、12時間の仕事を8時間でこなすようになっただけではない。仕事と家庭生活の並列処理時間が1日14~16時間にも上っている。

インターネットによって時間と場所に縛られなくなった反面、逆にそのことで縛られてしまうという不思議な現象に直面している人も多いのではないかと思います。かくいうぼくも、インターネットに触れてから数年間は、朝起きたらまずMacの起動ボタンを押すという生活を送っていました。それについては何の疑問も持たなかったし、ある意味当たり前だとすら思っていたように思います。

一人で暮らしている間は、全てが自分の時間なので苦にならなかったんですが、結婚しやがて子供が生まれると、なかなかそうもいかなくなりました。全ての時間を自分のためだけに使うことは難しくなります。仕事のスタイルにもよると思いますが、ぼくの場合は、週末はほとんどメールは読みません。それは仕事のメールもそうだし、普通のメールに関してもそうです。仕事のメールはできるだけビジネスタイムに処理するようにしているし、プライベートのメールは通勤電車の中や会社の昼休みに処理します。

一端そのように割り切ってしまえば、精神衛生上も良いことが分かりました。常に何かに追われている感覚があったんですが、そういうことが無くなりました。本来のビジネスでの生産性を向上させるためにも、ビジネスとプライベートを切り離すことは重要なことではないかと思います。余計なことに気を使わずに、リフレッシュできる、という意味でです。

RIMが米ニューオーリンズで先日開催した愛好家フェスティバルで、とりこになってしまう小型の親指キーボードを搭載したこのワイヤレス電子メール端末を、人々が「Crackberry」と呼んでいるのを何度か耳にした。四六時中、正当な電子メールとスパムに追われるユーザーは、このデバイスを手放せない。

Linux Zaurusを買っておいて何を言っているんだよ、と思われる方もいるかもしれませんが、主な使い方は隙間時間での処理にあてていますので、生活時間を犠牲にしているという感覚はあまりありません。むしろ、PCを立ち上げる時間やわざわざその前に座る必要が無くなったので、そういう意味では時間の有効活用ができているのではないかと思っています。休日にPCの前に座る時間を作るのはなかなか難しくなってきました。次の日が休みならば、こうして夜中に向かうこともあまり苦にはならないのですが。

ぼくの結論は、並列処理は可能だけれどあまり望ましくない、といったところでしょうか。