佐野元春「ぜんぜんかまわない。いい楽曲をつくっていくだけ」

アップル、フィル・シラー氏単独インタビュー、iTMSは音楽をどう変える?という記事より。

イベントのあと、BCNランキング編集部は、同社上席副社長であるフィリップ・W・シラー氏(Philip W Schiller)に単独インタビューを行った。ワールドワイド・プロダクト・マーケティング担当の同氏に、日本での「iTMS」について率直な意見を聞いた。

フィル・シラー氏への単独インタビューだって読み応えあります。

・各レーベルとの契約が難航した
・iTMSとレンタルCDの違いは24時間365日、いつでも好きな時に試聴して購入できる点
・そして強力な検索機能

そして、

これまでの「アルバム」というアーティストからのコンセプト=メッセージが消え去る危険性は無視できない。

という点に関しては「1曲単位で楽曲を購入したいという人も、アルバム単位で楽曲を購入したいという人も、どちらの人にも満足して欲しい」ということなんだそうです。

この記事の読みどころはここから。

会場を佐野元春がうろうろしていたという話は小耳に挟んでいたのですが、コメントが掲載されています。

シャッフルについては、

僕らより上の世代だと、アルバムで育って、曲順を壊されるのは嫌だと考えるかもしれないが、僕はぜんぜんかまわない

むしろリスナーの聞き方『それに合わせて別のアイディアを出すよ』と積極的です。

さらにバラ売りに関して、

今の時代、僕たち音楽をつくる者たちは嵐の中にいるようなもの。これまでは旧来の仕組みの中で守られていた部分もあった。だけど僕らは権利を守るために音楽を作り出しているわけではない。

そして、

曲の対価が150円であれ200円であれ、僕らはビジネスマンたちが作った構造に負けないくらいのいい楽曲を作りつづけていくしかない。

と。かっけー。あまりにもカッコイイからアルバム購入しようと思いましたが、まだ取り扱っていなかった。残念。