ライブドア、ニッポン放送の株式の35%を取得というニュースより。

ライブドアは、ライブドア・パートナーズを通じて、ToSTNeT-1による時間外の市場内取引によってニッポン放送株の買い付けを8日付で実施したと発表した。買い付け株数は、972万270株で、ニッポン放送の発行済み株式の29.6%に達する。

ライブドア自身もニッポン放送の株式175万6,760株(発行済み株式の5.4%)を取得していて、ライブドア・パートナーズの買い付け分と合わせて1,147万7,030株(同35.0%)を保有しています。これによりニッポン放送の筆頭株主となり、さらにはニッポン放送はフジテレビの筆頭株主でもあるので、大きな影響力を持つことになりそうです。ニッポン放送は横浜ベイスターズ、フジテレビはヤクルトスワローズそれぞれの大株主でもあります。

800億円のCB(転換社債)を発行して資金調達した堀江社長は「35%も株式を取得すれば死にものぐるいでやらざるを得ない。ニッポン放送に命を懸ける」と意気込みを語っています。インターネット + ラジオで面白いことをやろう、ということだと思いますが、この組み合わせはちょっとドキドキしますね。ベンチャー同士だったらいいでしょうが、ニッポン放送は既に長い歴史がありますから、カルチャーの違いでうまくいくのかどうか。

「例えば、ニッポン放送のサイトでは自局の番組紹介がメインコンテンツで、ほかの情報は少ない。しかし、『livedoor』のようなポータルサイトであればニュースも配信するし、ショッピングモールもあり、アクセスしてくれたユーザーが滞留してくれるはず。知名度の高いニッポン放送と、インターネットのノウハウを持つライブドアが提携することは、双方にとってWin-Winの関係だ。」

ニッポン放送のウェブサイトに「Webメールや掲示板、オークションなどの機能を付加し、放送局側がユーザーのアカウントを管理することで、広告収入に頼らないビジネスモデルを構築する」のが考えだそうです。

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堀江社長は,これらを実行すべく同日ニッポン放送の亀渕昭信社長を訪問し,業務提携を申し込んだ。しかし,ニッポン放送側は現在フジテレビジョンによる同社株式の公開買い付けが進行中のため,ライブドア側に明確な意志を示すことができなかったという。

話題呼ぶメディア買収 異業種参入戦略が加速

一見、脈絡がないようだが、ポータルサイト「livedoor」を中心に、インターネットに関連するビジネスはすべて取り込んでいこうとする戦略が見える。

ライブドアがニッポン放送株を大量取得

堀江氏は株式取得の目的について「ネットと既存メディアの融合」と説明。「ライブドアのコンテンツに、ニッポン放送、フジテレビのリーチ(到達力)が加われば、フジサンケイグループ全体の価値が上がる。今までの戦略が間違っているとは言わないが、僕だったらもっとうまくできる」と強気に話した。

ライブドア、放送業界へ命をかけて進出――ニッポン放送株35%取得

「インターネットに比べて圧倒的なリーチを誇るテレビとラジオだが、こうした既存メディアのホームページには、番組情報しか掲載されていないので非常にもったいない。広告モデルが安泰なため、これまでテレビやラジオではユーザーから直接収益を得るようなことは考えてこなかった。しかし、今後もそうしたモデルが続くとは思えない。ポータルサイトとして番組情報だけではなくさまざまな会員サービス(IDの発行)を提供して、ユーザーへ直接コンテンツを販売したり、手数料収入を得ることも考えていかなければいけない。そうしたお手伝いを僕らならできる」