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「イングレスで観光振興ができるって本当ですか?ナイアンティック・ラボと横須賀市とおおつねまさふみさん&堀正岳さんに聞いてみた」というテーマのイベント「INGRESS × 地方自治体 セミナー&トークイベント」が、kakeru主催で開催されたので参加しています。随時レポート更新予定です。

追記:【Ingress】「中の人」たちが語る地方自治体セミナーまとめ!Googleナイアンティック・ラボ須賀氏「ただの店の看板のようなポータルは粛清予定」という記事も書きました。

本イベントでは、ゲームの開発元であるナイアンティック・ラボ(Google)の須賀健人氏、自治体サイドからは猿島の「INGRESS割」導入などで有名な横須賀市経済部商業観光課の古崎絵里子氏、ユーザー代表として「はじめよう!Ingress(インプレス)」著者の堀正岳氏とネットウォッチャーのおおつねまさふみ氏をお迎えして、「なぜINGRESSと観光振興は相性が良いのか」「実際のところどのくらいの集客PR効果があるのか」といった点について、実例をもとに本音ベースで語っていただきます。

横須賀のイングレスの取り組みにアドバイザー的に参加させて頂いたり、イングレス本の共著者の堀さんも参加されておりますので、今回は第三者的な視点でみられるのを楽しみにしていました。

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イベント開始に合わせて挙手でアンケートが取られましたが、地方自治体関連の人が7〜8割、Ingressをプレイしたことがある人も7〜8割と、けっこう驚きの数字です。

ナイアンティック・ラボ 須賀氏「INGRESSとはどんなゲームなのか」(メモ)

ナイアンティックはゴールドラッシュのサンフランシスコへ人を運んだ船の名前。2012年にベータテストを開始。2013年12月に正式版を公開。日本は世界で2番目にユーザーが多い国。

Googleマップで培ったテクノロジーとウェアラブルデバイスで革新的なことができないか? が出発点。

Ingressは世界観がユーザーに受けている。

Ingressの4つの原則。

1. 世界が舞台

2. 動いて遊ぶ(他のゲームとの差別化の最大の要因)

3. 新しい視点から見ること(気づかなかった場所に気づく)

4. 現実世界の友情を作る(一人ではうまくいかない作り)

世界中のあちこちにコミュニティーが生まれていくのを間にあたりにしている。現実を舞台にしたIngressの面白さに繋がっていると考えている。

1,100万以上のインストール
200以上の国々で
400万以上のG+フォロワー
5000のローカルG+グループ
1,000万以上のポータル申請

第18回文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門大賞を受賞。ゲームとしては「Wii Sports」以来7年ぶり。

自分の興味関心かつ自分が住んでいる地域の両方の形を持ったハイブリッドなコミュニティーを生み出すことができている。

プレイヤーからのエンゲージメントが深い。陣営のロゴのタトゥーを入れている人がいる。

徒歩で行けない場所にポータルがある。そこにいくために頑張る。飛行機を使ったり、自転車をイングレス仕様にカスタムしたユーザーがいる。

身体を動かすのでダイエットに繋がると世界中から報告されている。-18kg、-20kg。高齢者が1日3km歩く。歩くだけでできる。エクストリームな挑戦をするユーザーもある。剣岳が重要ポータルになった瞬間があり、そこに登った人がいた。襟裳岬に吹雪の中、行った人もいた。

1億5,000万km、ほぼ太陽までと同じ距離をエージェントが2年間で歩いた。

太平洋を巨大フィールドで覆った日本とアメリカの共同作戦「オペレーション・ワイドバンブー」。東京とハワイを移動したりしている、ゲームをするためだけに。大西洋が沈んだこともある。イスラエルとレバノンのエージェントが実行した「オペレーション・アークライト」。紛争を経た国同士が協力。

フィールドアート。現代の地上絵。各地のエージェントがイベントごとに作ったりしている。

ソーシャルの側面は我々にとっても驚きだった。台北では1,000人以上が集まった。石巻は2年前、70人くらい集まった。DARSNA TOKYOでは5,000人以上のエージェントが集合。3月には京都でShonin、5,600人のエージェントが集まる。イングレスの熱は加熱し続けている。我々も不安になるレベルで人が増えている。

イングレスは人を動かすパワーがある。人を呼ぶ時に有効になることがある。「イングレスという存在が最後の一押しになります」岩手では県内外から50人以上が集まった。福岡県の芦屋町、博多から1時間以上、過疎の自治体がある。イベントをやることになった。町に魅力的なものがあるがポータルになっていないので、それをポータルにしようというイベント。57人が集まった。

イングレスはグッズは自由に作られている。ユーザー、自治体によって。世界中のユーザーがグッズを作っている。なぜ自分たちでしていないか? それぞれの人たちが主人公でそれを応援している。利益を出さないようにだけお願いしている。その代わりロイヤリティーも受け取っていない。連絡だけもらっている。

かっこいいポスターなどはユーザーがどんどん作ってくれる。ユーザーの創造性は無限大だと気づいた。規制をかけていたら生まれなかった。

日本ではローソンとコラボ。ローソンをポータルにすることによってイングレスはポータルを増やせる、ローソンは来店促進効果がある。これからも続々とパートナーが増える予定。APKを解析してぽろっと出ていたものもあったが。

次はエンドゲームを開発予定。ジオロケーションゲーム。開発が遅れているが、年内にはリリース予定。他のIPとのコラボも考えている。地理ゲームのプラットフォーマーが数年後のナイアン・ティックラボの姿と思っている。

ユーザー代表 堀氏&おおつね氏「なぜ大人がINGRESSにハマるのか」

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堀:どのくらいイングレスしてますか? 堀の場合。レベル12。訪問したポータル数2,356箇所、UPCが745‥‥普通、考えるとなんじゃこりゃ。しかし私の場合はゆるふわ。

お:かっこいいから台湾語表示にしてみた。レベル15、訪問したポータルの数、11,225箇所、歩いた距離2,023km。

堀:なぜ大人がイングレスにはまるのか? ジョン・ハンケにインタビューした時に二つのキーワード「発見」と「出会い」があった。職場の近くに烏帽子岩というポータルがある。こんなものが存在していることを知らなかった。ポータルになった瞬間に、昔は海があったことを知った。海軍航空隊の飛行場を作るために壊されてしまったことを知った。

お:近所にあるハイキングコース、鷹取山。展望台があるのは知っていたけれど、慰霊碑があるといったことは知らなかった。小学生の頃から住んでいたのに。

堀:地元の人でも発見がある。もちろん旅先でも発見がある。「こんなところにポータルがあるんだね」とWikipediaで調べて知識が深まる。そして出会い。地元のエージェントと出会う。他の人がレゾネータを挿してくれる、歩いているうちに出会う。イングレスをしなければ絶対に会わなかった人たちと会えた。地元で友達を作るのは難しい場合があるが、イングレスで友人ができた。敵とも知り合うことがある。緑が壊すと青が取り返しに来る。会ったことがないのに、何かコミュニケーションできたりする。敵同士だが、イングレス以外の話もするようになった。

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堀:イングレスの様々な楽しみ方を紹介。レベルアップを楽しむ人。

お:遠征してプレイすることをしている。沖縄や大阪。東京都心と市ヶ谷では敵も味方も攻撃の頻度も違う。田舎は田舎で取りやすい実績があるし、都会もしかり。例えばガーディアンの取り方。

堀:同じルールで構築されているのに、ぜんぜん違うゲームに見えて来る。トレッカーが好き。歩いている距離が長いのはエージェントの鏡だと思っていた。Facebookで書いたら、イングレスの本質はCFを作ることにある、とたしなめられた。エージェントによって美学が生まれてくることを知った。同じエージェントでも違いがあるのが面白い。

仲間と交流を楽しむ人。密集地の邪魔なリンクを壊し、巨大なCFを作る。壊されて悔しいという思いもあるが、敵の行動を天晴れとも思う。ミッションを楽しむことで、知らない土地が分かりやすくなる。それを辿っているだけでも町の歩き方が見えてくる。海外旅行でもIntel Mapを眺めていると、人が活動している場所が見えてくる。

大規模なイベント。その日限りの風景を楽しむ。大規模イベントになると国境をまたいだフィールドを作ることがある。フェリーに詳しい人、離島に詳しい人も暗躍する。妨害のリンクをはる人も影にはいる。

お:DARSANAでは韓国や台湾のチームが妨害リンクをしていた。グアムに飛んだ日本人は成田まで活動しないで行った。「あの人がグアムに行くぞ。おかしいぞ?」となる。

堀:様々な遊び方を楽しむ人がいるけれど、全てが可視化されている訳ではない。自転車 x イングレス、海外・離島イングレス、グッズ・イラスト制作、暗号解読など。

まとめると「レイヤーを意識する」という風に考えると良いのでは。現実の上に、もう一つの現実。地図の弱点は「ここが面白い、ここはつまらない」という情報はない。人間の活動、現実が乗っかっているのがイングレス。

お:徒歩で1時間かけて登らないといけない、満潮のときは通れないところ、そういうところがあるが、普通は観光地としては誰も行かないでしょうというところ、イングレスだと「そんな到達困難ポータルがあるの? 行きたい!」となる。

堀:普段だったら行く理由がないところに、いきなり理由が生まれる。こればかりはIntel Mapを見てください、としか言えない。観光利用のヒントはIntel Mapにある。

イングレスは闘争でもある。スリルが根底にあるからゲームが楽しくなるが、トラブルもある。繰り返しポータルを取り返されると、それだけで腹が立つということがある。地元のエージェントが報復にくる。

お:将棋、囲碁、麻雀で「いつもこいつに負けない」という感情に似ている。

堀:イングレス内で解決可能な問題もあれば、そうでない問題もある。つきまとい、自宅特定、夜の不審者問題、地元住民とのトラブル、エージェント同士のトラブル、私有地のポータル化など。

お:イングレス以前は、深夜2時の公園にスマホ片手に人が歩いてくることはなかった。それが飲食店となると「なんでしょっちゅう人がくるんだろう?」ということはある。

堀:店はそれほを逆手に使うこともできる。

お:神社仏閣系のトラブルが増えている。

堀:24時間、参拝目的ではなくいつでも入っていいのか? エージェント同士でも参拝すべきだ、といったりする人もいる。私有地の中に稲荷神社を作っている人がいるが、私有地に入ってしまう人がいる。

お:農道を通らないといけない場所があるが、知らない人が入ったら泥棒にしか見られない。

堀:こういった問題があることも留意して頂きたい。

まとめ。発見、出会い、闘争心、他にも理由を盛り込むと、それぞれに理由があることが分かる。

横須賀市 古崎氏「INGRESS集客プロモーション導入から実施まで」

観光企画課ではなく、横須賀市集客促進実行委員会としてイングレスの活動を行っています。非常勤のウェブデザイナーをしている。本来であればこうした事業を受け持つ立場ではないが、特別にやってる。

なぜイングレスに目をつけたのか? iOSリリース版を教えてもらい個人的にはじめた。一人では楽しくないので、観光課の職員を誘い、教えた。房総半島、伊豆半島からリンクがされ、人が動くゲームだということに気づいた。観光に活用できるのでは、と感じていた。事業に進むまでには時間がかかってしまった。

きっかけは岩手県に先をこされ「うちもやらなければ」と。導入するハードル。予算がなかった。ゲームの内容の説明が難しい。当時は全て英語だった。Googleが出しているゲームなので、ライセンスの問題があった。勝手に使っていいのか?

どうこえたか? 予算がないので、予算がかからないことだけやった。まずはガチエージェントにヒアリング。どういったことをすれば観光に活用できるのか? エージェントは何を求めているのか? おおつね氏からは横須賀を巡る効率の良いルート。堀氏からは横須賀市民でも知らないような資源の活用。

予算をかけないで何ができるのか? 各自ポータル申請、説明文の追加、英語表記の追加。基地があることから外国人も多い。英語表記も併記して申請。なかなか通らなくて長期的な取り組み。ミッション。メダルを作りシリーズものとしてリリース。ウェブサイト作成。観光課に間借りして特設サイトを作成。京急中吊り広告を実施。実行委員会枠。猿島航路イングレス割引を実施。1,300円を650円に交渉。猿島航路の担当者もエージェントで話が早く進んだ。

2014年12月18日に市長記者会見を実施。特設サイトを開設。詳細なルート案内。ルート案内で評判が良かったのは、詳しすぎるほど詳しかったこと。初めての人でも楽しめるようなルート案内になってた。こだわって作った。

猿島航路のイングレス割引はレベル2以上。すぐにダウンロードして利用できないようにした。

12月25日、ブロガーツアー。ルート案内の通りに横須賀を散策、猿島ミッションを実行。この日、猿島がCFに沈んだ。横須賀市街から来てほしくないエージェントもいる。横須賀のポータルを大事に育てている人から反対された。その後に話をして、企画段階で教えて欲しかった、ということが分かった。今は企画段階から相談する方向で進めている。

公式ミッションを作成。市内13箇所。当初は14箇所だったが、話をして一つ取り消した。期間限定バージョンも作成。横須賀の桜祭りに合わせて。ミッションをした人にプレセントキャンペーンも実施。

プレゼントキャンペーン結果。第1弾が290名、第2弾が256名。遠いところでは北海道、岩手、愛知、福島からの応募も。想像外の場所からも。

猿島航路のイングレス割引。実質22日間で455名。5,662名の6%が利用。やってもそんなに人がこないんじゃないの? ということでOKが出ていたが、多くて驚いた。

イングレス特設サイトアクセス数 234万PV。間借りしている観光情報サイトのアクセス解析。検索キーワード「猿島」は前年比350%増。

岩手 x 横須賀 友情の架け橋ミッション。既にクリアしている人がいる。

今後の予定。貸出充電器の充実、PR。市内どこでも貸出していると話題になればと調整中。ミッションの追加。期間限定ミッションはある一定の需要があるので、今後は恒例のイベントにミッションを設定予定。ホームページのルート案内も充実。横須賀のおけるサブカルチャーの魅力を発信する。秋のサブカルイベントでイングレスも取り上げる予定。

横須賀市として感じる課題。Google主体なのでいつどうなるのか全く分からない。そこが怖い。ユーザーではない人がイングレスで困った場合の窓口がない。お寺がイングレスのポータルを動かしたいが、誰にいってよいか分からない、ということがあった。地域で楽しんでいるユーザーとの関係。どういうことが楽しいのか、どういうことがタブーなのか、もう少し勉強していく必要がある。

自治体がイングレスを始めるには?

・担当がイングレスを大好きになること
・地域コミュニティーに参加する
 10人に一人は「こうすればいい」と考えている人がいる
・オフ会に積極的に参加
・上司に説明する根気強さが必要(いちばん大変だった)

パネルディスカッション

ソーシャルアナリティクス部の田村氏が司会。

田:レベル13です。けっこうなかなか方です。早速、質問を。「Ingressとはなにか?」を簡潔に説明するためのキラーワードは?

古:陣取りゲーム、無料。

須:現実世界で身体を動かすゲーム。

お:「#痩せなイングレス」というハッシュタグがある。遠征した時に必ず地元グルメを調べる。痩せると言われているのに痩せない。

堀:5歳の娘が「地図のゲーム」と言いだした。「地図のゲーム」と説明すると「どういうこと?」と食いついてくる。あえて不完全に。

須:参考になりますね。

田:横須賀で地元エージェントに根回しするという話があった。どうアプローチしている?

古:いちエージェントとして。地元のハングアウトで。地域のコミュニティーに参加して。エージェント名も職場も明かしている。向こうのことはなにも知らないが。

田:地形や人口密度によって打つ施策の違いはある? 都市部とそうじゃないエリア、内陸部と沿岸部など。基本的に海だと面白い。障害がないので海外までリンクがはれるから。

堀:連れて行きたい場所にミッションを作る。目的地に向けたミッションで人を誘導できる。遠くまで連れて行ける。モデルルートを提示する。どの順番でハックしても構わないという、エリアを提示する。最近は収集欲を刺激するメダルアートもある。質問するミッションを使って発見を促す。ガチプレイヤーへの挑戦をする。アクセスしにくいところに作る。

須:自治体目線では地形が重要。今まで価値がなかったところに新しい価値が生まれることがある。岬の先。観光資源はないが、地形的に人気になる。

お:海が有利という話があったが、山も有利。「海がないから」と諦める必要はない。登るのに時間がかかれば「行ってみたい」と思う。

田:地形有利不利ではなく、それぞれに楽しみ方、集客の仕方がある。

堀:都会のど真ん中でうちにだけ来て欲しい、というのは難しい。

田:そうなるとミッションを絡めるとか。誰でも作れる?

須:レベル7以上という閾値はつけているが、自治体の場合は特別に権限を付与する活動はしている。ちゃんとした提案を頂ければ。中の人の誰かがレベル8以上であることは前提としたい。

田:やってない人はとにかく頑張ってレベルアップしましょう、ということですね(笑)

古:自治体がミッションを設定するときに気をつけて欲しいのは、原付やクルマで来る人がいるので、駐車場がないと近隣トラブルになる。横須賀の場合は駅から徒歩で目的地に行けるように設定している。

田:実家が京都の山奥。どう考えても峠道にクルマを止めないと寺に行けない。ユーザーとしては困る。

ユーザーじゃない人がポータルを動かしたい。どうしたんですか?

古:ただいま対応中。

須:Google+に報告窓口がある。ものすごくクリティカルであれば「やばいっす」と書いてもらえれば、ぼくが読むことになる。

田:ポータルに登録するのにふさわしい場所は? NGの場所は?

お:○○研究所のような場所、年に何回か公開されるような場所。個人的にはありだと思うが。

堀:最初は戸惑う。研究所にポータルが3つある。ずるいじゃないかというメールがきたことがある。一方、米軍基地のように日本人が入れない場所がある。自治体で選ぶ場合は、そうしたことに気をつけたほうがよい。米軍基地に入ったことはないが、Intel Mapでは見られる。記念碑がある。調べて初めて気づくことがあり感慨深い。絶対に目にできるものではないが。

須:運営側の目線としては、歴史と芸術性が必須と考えている。ただの店の看板、既にないものも存在している。オペレーション体制を整えており、大粛清が入る予定。

お:東京で通っているから地元で通してもいいんじゃないの、というのは間違い。都内はまともに審査したら通らないだろう、というものがポータルになっている。

須:これから基準を作ってコミュニケーションする必要がある。ただの看板ではだめ。芸術性が必要。個人の感覚だが「そこに行く価値があるもの」「ここでしか見られないもの」がポータルに必要だと思う。

堀:自治体には説明を入れて欲しい。ポータルの意味や歴史。

須:中野区と話をしている。観光名所100選リストを持っている。ぼくらが修正したのでよろしくお願いします、とエクセルシートがきた。こういうのはありがたいし、優先的に対応したい。クオリティ高いポータルが増えるということでwin-winが築けるのでは。

田:自治体や企業がイングレスのロゴが入ったグッズを作ることは可能? ライセンスはどうなっている?

須:私のGoogle+に話しかけて頂くか、名刺交換してメールを頂ければ対応する。バッテリーはライセンス契約を結んでいる。ユーザーと自治体は口約束ベースだが、利益を出さない価格設定であれば。ユーザーの創造性を採用したからこそ、今のイングレスがあると思っている。とりあえず連絡をください。

田:須田さんは何色?

須:ぼくは青です。ジョンと同じタクシーに乗っているとお互いに潰し合ってる(笑)

田:ここから3つ4つ入るんですけど、話が終わるとボコボコに人の話を聞きなさい(笑)駅別のポータル数が出たが、市ヶ谷はポータル密集地。パソコンでIntel Mapを開くと。全世界のポータルが分かる。

須:全世界では若干青が優勢。レジスタンスという響きが。XMという存在がなんらかのメッセージを送ってきているという設定。覚醒者はエンライテンド。XMから守ろうとしている人たちはレジスタンス。秘密諜報部員がエージェント。

田:家の周りが敵ばかりだと面白くないという話があるが逆では?

お:ゲームの特徴として、市ヶ谷は青が強いとか、麹町は緑が強いとか、地域性がある。緑が強いと緑が集まって‥‥というようにフィードバックがかかる。これは青も同じ。地域特性があるのは面白い。○○市は青のものだ! ○○市は緑のものだ! こだわりが出てくる。

須:陣営が非常に強い影響力を持っている。自治体は公平であるべき。

堀:横須賀市のミッションも壊すのではなくハック。壊すだと場が荒れるので。

田:自治体によって青が少ないから青が来てくれ、というのもあると思ったがリスクはありそう。

質疑応答

埼玉県東松山市:東松山市では日本最大のウォーキングイベントを開催する。それにイングレスを使えないかと考えている。どこに相談したら良いか?

須:とりあえず名刺交換からできれば。後は地元のエージェントと作っていくのがいい。イングレスそのものを愛している地元エージェントの協力が不可欠。仙台のイベントもかなり頼っている。どこを重要拠点にするか、など。

お:ユニークポータルビジテッドという実績がある。ぼくは日本全国を訪れて稼いでいるが、それを増やしたい人がいる。埼玉県でイベントがあれば100増える、じゃあ行ってみよう、という特徴はある。

田:宣伝になるが、うちでも準備できることはある。

堀:自治体のゴールはなんだろうか? 人が来てくれることか? リピーターか? ある特定の日に人が増えること? どこをゴールにするかで切り口が変わる。

イングレス以前は「猿島ってなんですか?」という人が多かった。猿島といった瞬間に、ネット界隈では「イングレスで話題になったあそこでしょ?」となることが増えた。イングレスはそこに人を連れていく最後のワンモアプッシュになっている。

須:イングレスユーザーはエンゲージメントが深い。ネットでも発言する人数としては多くないかもしれないが、そこには価値がある。

茨城県庁:横須賀市に。市長が記者会見したが、どのくらい説明して理解して貰ったか?

古:市長にもエージェントになってもらった。会見の2ヶ月前からホームページを作り、エージェントになってもらった。当日は堀さんに説明してもらった。自治体としては緑に偏りたくなかったので、レジスタント2名、エンライテンド2名で記者会見した。市長には陣営を明かさないでね、と。

田:陣営を明かすデメリットは?

須:例えば、横須賀市の市長が緑だから緑に有利にしているんじゃないか、と勘ぐる。

お:市の観光課がお客さんを呼びたいのは分かるが、県外の人を呼び込んで荒らすような真似をするんだ、と地元の人は思う。

堀:観光地としてりレイヤー、イングレスのレイヤー、バッティングする。みんながやれるようにする、というだけ。

茨城県取手市:ユーザーの二人に。限定グッズで人を呼び込みたい場合に、こういうのが嬉しいというものはあるか?

お:DARSANA、SHONINで頒布会が行われた。あまりにもイングレスが好きだから作ったよ、みたいな形で。例えば緑のプレーヤーは緑のものを買うし、青も同様。色のものが欲しい。日本人も海外の人も欲しい。身につけるもの、持ち歩けるもの。そういうものが多い。

堀:頒布会を見ていると、イングレスはバーチャルなゲームだが、バーチャルな世界にしかなかったものが現実に出てきたような感覚になった時に喜ぶ感覚がある。普通は伝統的な柄の手ぬぐいにイングレスのロゴがあると、心を持って行かれる。スキャナーの中にしかないものが現実に作られると反応がいい傾向がある。

須:イングレスは自分自身がアバター。それを着飾るものが人気がある気がする。

堀:驚いたのはカレー本舗がコロッケシールドを作った。イングレスである必要はないんじゃないか、と思ったが、あのネタであのスピードで投入してきたのは凄いと思った。このネタで攻めてきたか。

須:イングレスのバズワードは唐揚げですかね。検索してください。

堀:先日は靴紐。検索してください。

板橋区:都内と地方でどのくらいエージェントの数に差があるのか?

須:詳細は話せないが、ユーザーは都市部に集中している。ポータル数に比例しているのでは。

お:都内はホットスポットのような状態で、東京、渋谷など駅周辺。少し離れると状況が変わる。

須:ターミナル駅が激戦区。もとがGoogleから始まったので、IT関係者が多いところは激戦区。渋谷、秋葉原‥‥。

田:2月に宮古島に行ってきた。けっこう凄かった。田舎だから少ない、ということもない。ポータルの分布を見ると分かるのでは。

長野県飯田市:飯田市でもやりたい。自治体間の連携が面白い思う。こういうことを気をつけた方がいいことは?

古:離れている自治体同士の連携だと、ミッションで人を動かしてしまう、それぞれのミッションをクリアした何かとか、ミッションイベントとか。エージェントが動いているルートで市をまたぐ、近隣の市と連携すると面白いのでは、と思っている。

堀:どこかに共通項はないか? 近隣の自治体と山を攻め取るミッションを作るとか。ここを回るとネタになるよね、とか。

お:海が面白くて山がつまらないというのは、実はウソ。ガチ勢は大事なポータルの話を隠そうとする。山のポータルは面白くないから来ない方がいいよ、と言う。富士山の五合目で150日取れないだろうとみんなが思っているからそうなる(取れる)。

登山中にポータルを攻撃するとCOMMで「ちょっと話し合いましょうよ!」と話しかけられることがある。お願いする自由もお願いを聞く自由もあると思っている。このことをぼくが言ったことで「おおつね、またひどいひと言いやがって!」と言われる(笑)イングレス登山部というブログでは「あの野郎また取りやがって!」という恨みつらみが綴られている。

追記:【Ingress】「中の人」たちが語る地方自治体セミナーまとめ!Googleナイアンティック・ラボ須賀氏「ただの店の看板のようなポータルは粛清予定」という記事も書きました。

Ingress App
カテゴリ: ゲーム
価格: 無料

「Ingress」記事のまとめ

ネタフルの「Ingress」カテゴリで書いている記事を目的別に整理しました。参考になれば幸いです!

Ingress:Ingressは何か?

iPhone版「Ingress」現実世界と絡み合うブルーとグリーンの陣取り合戦!ドハマりして初日から10km以上歩いています!ダイエットにも最適!

【Ingress】「Ingress」とは何か?世界観を知る

【Ingress】初心者向けまとめ:イングレスはぼくらの街を舞台にしたRPGだ!

Ingress:レベルアップ

【Ingress】レベルアップのために何をすべきか「AP(Access Points)」を確認しておく

【Ingress】新米エージェントが開始から3日間でレベル5に達するまでの軌跡

【Ingress】レベル6になりました!(開始から10日目)

【Ingress】レベル7になりました!(開始から16日目)

【Ingress】レベル8になりました!(開始から29日目)

【Ingress】レベル9になりました!(開始から65日目)

【Ingress】レベル10になりました!(開始から103日目)

【Ingress】レベル11になりました!(開始から156日目)

【Ingress】レベル12になりました!(開始から201日目)

【Ingress】レベル13になりました!(開始から217日目)

Ingress:便利なツール

【Ingress】自分の周囲以外のポータルの全体像を見るには「Ingress Intel Map」を使う

【Ingress】「Hangouts(HO)」でリアルタイムに会話しながらエージェント活動できる

【Ingress】移動距離・歩数はiPhoneアプリ「Moves」で記録しておくと便利

Ingress:基礎知識

【Ingress】「MU(Mind Units)」とは?

【Ingress】Ingress Intel Mapから「Passcode(パスコード)」入力が可能に

Ingress:Tips

【Ingress】ポータルをハックする時に"グリフハック"して成功するとアイテムが通常より多く貰える

【Ingress】既にポータルキーを所有しているポータルをハックする時は事前にポータルキーをドロップしておく

【Ingress】敵ポータルのレゾネーターを破壊する時は真上から

【Ingress】敵ポータルのレゾネーターを攻撃する時は「FIRE」長押しして攻撃が最大+20%

【Ingress】ポータルキーを持っているポータルには「XM」をリモートでリチャージできる

【Ingress】スキャナー画面を長押しして表示される十字メニューを使いこなす(レゾネーターやモジュールの状態をダイレクトに確認など)

【Ingress】「多重CF」の作り方(構築方法)

【Ingress】「Capsule」の使い方

【Ingress】片手でスキャナーの地図を拡大・縮小する方法

【Ingress】ポータルをハックする間隔の通知にiPhoneのタイマーアプリ「Vidgets」を使うと便利

【Ingress】地名検索からIntel Mapにダイレクトにジャンプする「Ingress Intel Map Transfer」が便利!

【Ingress】モバイル版「Intel Map」でポータル間でリンクできるか確認する「Link Planning機能」の利用方法

【Ingress】グリフをあだ名で覚えている人向け!グリフハックで「Translator」メダルを狙うコツ

Ingress:課金アイテム

【Ingress】「課金アイテム」とは?

【Ingress】課金アイテム:自転車用スマートフォンホルダー

【Ingress】課金アイテム:モバイルバッテリは必需品

【Ingress】課金アイテム:絆創膏と虫除けスプレー

【Ingress】課金アイテム:自転車用LEDシリコンサイクルライト2個セット

【Ingress】課金アイテム:ランニングシューズ(アディダス CC Fresh)

【Ingress】課金アイテム:自転車のフレームに取り付けるスマートフォン用ホルダーポーチ

【Ingress】課金アイテム:腕時計(CASIO 腕時計 スタンダード デジタル F-84W-1)

【Ingress】立ったままスマホとタブレットを操作可能!これは理想のエージェント用バッグなのでは!?(200-BAG086)

【Ingress】課金アイテム:防塵防水モバイルバッテリー「cheero TOUGH 9000mAh」

【Ingress】課金アイテム:雑誌付録のスマホ対応あったか手袋(smart)

Ingress:MOD

【Ingress】MOD:Turret(タレット)

【Ingress】MOD:Force Amp(フォース・アンプ)

【Ingress】MOD:Heat Sink(ヒート・シンク)

Ingress:グループ活動

【Ingress】グループでエージェント活動するのは楽しい!(COMMで仲間を探してみよう)

【Ingress】関西エージェントからの手紙:初心者にもできる協力して多重CFを作る話

Ingress:お勧めアプリ

【Ingress】Ingress初心者にオススメのiPhoneアプリ「Ingress Toolbox Lite」レベルアップに必要なAPや行動で得られるAP&MODや武器の概要が分かる

【Ingress】起動するだけで周辺のIntel Mapが見られるiPhoneアプリ「Nearby Map for Ingress」

「Ingress」書籍

はじめよう! Ingress(イングレス) スマホを持って街を歩く GoogleのAR陣取りゲーム攻略ガイド (できるネットeBookシリーズ)[Kindle版]

コグレマサト,堀 正岳,できるネット編集部 インプレス 2014-08-29
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