「プチ整形」フィラーの注射でまさかの失明

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「プチ整形」というネーミングからは気軽な美容整形の手術を連想しますが、やはり手術にはリスクがあるということは認識しておかなくてはならないでしょう。鼻を高くする手術で失明したというケースがあったそうです。「プチ整形」まさか失明 「鼻を高く」未承認剤の注射後という記事になっていました。

近畿地方の大学病院に2014年、体のふらつきと右目の異常を訴える20代の女性が運び込まれた。翌日、目は光を感じなくなり、右眉から鼻にかけて皮膚が壊死した。

フィラーというのは充填剤のことで、鼻を高くするためにフィラーを鼻の付け根の骨膜付近に注射したところ、これが血管に入り周辺の血流を止め、皮膚が壊死、失明に繋がってしまったということです。

女性に使われたフィラーは、歯の主成分と同じハイドロキシアパタイトの微細な粒を含んだジェル状の注入剤。

国内では未承認ということですが、もし「みんなこれを使っている」とか、記事にあるように「一般的に使われているヒアルロン酸より矯正した形が長持ちしやすい」と説明を受けたなら、選択してしまう人も少なくないような気がします。

「プチ整形」ということで気軽に手術を受けている人も多いと思うのですが、改めてそのリスクについて考えるきっかけになるニュースです。