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咳が止まらないというのは、近年、大人でも子供でも良く聞く症状なのですが、その後に手足に原因不明の麻痺が残る子供がいるそうです。その原因として「エンテロウイルスD68」が疑われています。エンテロウイルスか 原因不明のまひ 9割に後遺症という記事になっていました。

この問題は、去年8月以降、東京や神奈川それに大阪、福岡など全国20以上の都府県で、子どもを中心に80人以上が発熱やせきなどの症状のあと原因不明の体のまひを訴えたもので、一部から「エンテロウイルスD68」が検出され、その関連が疑われています。

厚生労働省が調査したところ、調査が完了した46人のうち、治っていたのは2人だけで、9割にあたる41人に手や足の後遺症が残っていたということです。いずれも15歳未満ということで、小学生、中学生のいる我が家としても心配です。

「エンテロウイルスD68」は夏から秋にかけて流行し、インフルエンザのように「せきやくしゃみなどの飛沫にウイルスが含まれ、口や鼻などの粘膜から体内に侵入する」と考えられているそうなので、マスクは必需品です。

特効薬やワクチンがないというのも心配です。麻痺した子供には体の他の場所にある神経を移植するという治療も行われているそうですが、発症から1年経過すると効果が出にくいということなので、これまた注意が必要です。

アメリカでは2014年に大流行。日本でそのようなことにならないよう祈るしかないのでしょうか。風邪の症状に似ているというのが、これまた厄介です。

「エンテロウイルスD68」とは?

「エンテロウイルスD68」というのは聞き慣れない‥‥というか、初めて聞いたウイルスの名前でした。エンテロウイルス - Wikipediaによると「腸管内で増殖するウイルスの総称」で、A型〜J型まで様々な型があります。子供の夏風邪として知られる、手足口病、ヘルパンギーナも「エンテロウイルス」です。

横浜市衛生研究所:エンテロウイルスについてでも「ポリオウイルス、コクサッキーウイルスA群、コクサッキーウイルスB群、エコーウイルス、その他のエンテロウイルスで構成されるウイルスのグループに属するウイルスの総称」と説明されています。2014年のアメリカで流行した際に感染した子供たちには「多くは喘息であるか、喘鳴の既往」があったということです。

日本国内では2005年から2014年9月までに31都府県から272例のEV-D68検出の報告があり「0-5歳が77%を占めて多く、年齢の中央値は3.0歳」とのことです。患者の約4分の3が呼吸器疾患と診断されています。

エンテロウイルスD68(EV-D68)感染症では「エンテロウイルス」関連の報告があるのですが、2015年12月に仙台市、さいたま市、青森で報告例がありました。

一般の方向け: エンテロウイルスD68(EV-D68)感染症に関するQ&Aによれば、小児に感染例が多いのは、過去にEV-D68に感染したことがなく、免疫を持たないからと考えられているそうです。成人の感染例は、より軽度な症状、感染しても症状を呈さないことが多いと考えられるそうです。