2014 11 27 0959

「病は気から」と昔から申されておりますが、なんとなくそんな気はするけれど、果たして本当にそうなのか‥‥そのメカニズムの一端が、科学的に証明されたようです。「病は気から」の根拠を実験的に証明 交感神経による免疫制御のメカニズムの一端を明らかにとして発表されていました。

さらに昨今の健康志向の高まりとともに、ストレスと免疫の関係が注目されるようになり、一般的に「ストレスが免疫力を低下させる」と言われます。しかし、そのメカニズムに関しては十分な科学的根拠が得られているわけではありません。そこで研究グループは、交感神経が免疫に及ぼす影響とそのメカニズムについて研究を行いました。

そうそう「ストレス」が免疫力を低下させる、なんていうことも言われますね。言われるけれども、十分な科学的な根拠はなかった、と。その一端を、大阪大学免疫学フロンティア研究センターの鈴木一博准教授らの研究グループが解明したそうです。

発表全文を読んでもなかなか難しいのですが、ポイントはここです。

今回の研究で明らかになった交感神経によるリンパ球の体内動態の制御は、ストレスが加わった際に感染防御という免疫の本来の機能が損なわれる、つまり「ストレスによって免疫力が低下する」ことの一因となる可能性があります。

実験では、リンパ球の産出が抑制されると、リンパ球によって引き起こされるアレルギー性皮膚炎などのマウスの症状が、軽くなることが確認されました。「交感神経によるリンパ球動態の制御が炎症性疾患の病態にも関与」していることが示されています。

ということは、ストレスがかかると交感神経が働き、それによってリンパ節からリンパ球が出ていきにくくなる状態となり、つまり免疫力が低下する、という状態となるということが考えられます。

今回の研究から「病は気から」を、明確な分子の言葉で語ることが可能になると予想されていますが、やはりストレスのかかり続ける生活は身体によくない、免疫力を低下されるということなのですね。