妊娠中の抗がん剤、妊娠5ヶ月以降なら赤ちゃんへの影響なし

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妊娠が判明してから受けた検査で、がんが見つかることもあると思うんです。そんな時に、抗がん剤治療をしても良いかどうか、というのは悩むところだと思いますが、朗報です。妊婦に抗がん剤、子どもに影響なし 乳がん患者を調査という記事がありました。

胎児への悪影響を心配して日本では実施することが少ない妊娠中の乳がん患者への抗がん剤治療で、妊娠5カ月以降なら治療をしても赤ちゃんの健康には影響がなかったとする報告を聖路加国際病院(東京)がまとめた。

妊娠5ヶ月以降という条件があるようですが、そこから出産までの5ヶ月のことを思えば、少しでも早く治療ができるのに越したことはありません。「治療優先で中絶が選択されたり、妊娠中は治療せずにがんが進んだり」といったことがあるでしょうから。

発表された調査結果によると「14年間で34人が誕生し、これまで障害や異常などは確認されていない」とのことです。

海外では一部の抗がん剤なら胎児に影響がないという報告も多く、積極的に治療をしている。

がん専門病院には産科がないこともあり、聖路加国際病院に全国から妊娠中の患者が訪れるのだそうです。妊娠5ヶ月以降であれば、妊娠中でも抗がん剤の治療ができるというのは、悩まれている妊婦さんには朗報ですね。