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睡眠に関する定説のようなものって、いくつかありますよね。「体内時計25時間」や「理想の睡眠は8時間」というのもそれだと思うのですが、驚いたことにそれらはウソだったようです。

ええーっ!

国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所の三島和夫部長の説明がまとめられた記事を二つ。まずは「体内時計25時間はウソだった!」という記事から。

体内時計の1日の周期の平均は、実は24時間11分で、24時間にかなり近いんです。ただ、これも平均より長い人も短い人もいて、やはり正規分布しています。

体内時計が24時間に近い人は毎日決まった時間に起きられて、体内時計が長い人は気を抜くと夜更かしにずれてしまうのだとか。

体内時計というのは、みんながみんな同じ時間という訳でもないのですね。それを24時間でシンクロさせるのが、よく言われる「光」です。

「今のように人工照明で夜も明るい世界になる前は、みんな早く寝て、早朝5時、6時くらいに陽が出ると起きていたわけです。それから光を浴びることで午前中に思いっきり体内時計を巻き戻して朝方にして、それが行き過ぎなら夕方になって暗くなってきた時に体内時計を少し遅めにしてやって、足し引きでうまく調節できていたんです」

朝、起きたら光を浴びるのが大切ということですね。「通勤途中で窓にくっついて外を見ると体内時計リズムが改善されるかもしれない」ということです。車内の明かりでは足りないのですね。

さらに「理想は8時間睡眠もウソだった!」という記事も。

人が必要とする睡眠は人それぞれなのに、日本では、どこからきたのか、8時間睡眠が良い睡眠のように言われています。でも、8時間というのは、働き盛りの30代から50代の人たちの必要な睡眠時間からすると長すぎなんです。

そ、そうだったのかー。

って、でも必要な睡眠時間は人それぞれというのは、言われてみれば確かにそうですよね。ぼくは短い睡眠だと活動できないタイプですが。

加えて「60代70代だと、もう6時間くらいしか必要なくなる。長く寝過ぎるとかえって調子悪くなる」という話も、ちょっと驚きでした。

寝過ぎて具合が悪くなるのは「睡眠酩酊」というのだとか。

さらに「金縛り」についての解説も!

よく金縛りになる人がいると思うのだが、あれはレム睡眠の状態だそうだ。レム睡眠の時、頭は結構活発で夢を見やすい。しかし、夢の通りに動いたら大変なので、首から下が動かないようにスイッチがオフになっている。

そんなスイッチがあったのかー!

でもこの話、よく分かります。夢を見ている時に「身体が動かない」と感じるようなものがたまにあるのですが、まさに首から下がオフになっているような感覚だったのを思い出します。

高齢者の睡眠が短くて良いというのは「赤ちゃんに比べて体重あたりのエネルギー消費量が5分の1」だからなのだそうです。年を取ると省エネになるのです。

勉強になりました!

不眠の医療と心理援助―認知行動療法の理論と実践

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