東芝「HDDVD」撤退で問われる“敗戦処理”という記事より。

次世代DVD規格「HD DVD(HD)」の事業から撤退する東芝。わずか2年で見切りを付けた経営判断を評価する声がある一方、泣くに泣けないのがHDのレコーダー(録画再生機)やプレーヤー(再生機)を買ってしまった消費者だ。

高いお金を出して購入した「HD DVD」のプレーヤーの未来がないとなると、購入者としては悲しみにくれてしまうと思いますが、気になったのは録画したコンテンツの行方。

小寺信良氏のコメントが紹介されていました。

「互換性のある機器がほかにないので、(再生機が修理不能なくらい)壊れたらそれっきり見られなくなる」と指摘。「VTRのVHSやベータのときは相互にダビングするなどの対策があったが、日本のデジタル放送は(1度しか複製できない)コピーワンスという仕組みがあるのでこういう問題が起きてしまう」

なるほど、こんなところでコピーワンス‥‥。

「何かと不便を強いられる購入者は、東芝に法的措置をとったとして勝てるのか」という疑問には、弁護士の回答が。

「製品が使えて一定のサービスも受けられるのなら詐欺には当たらない。消費者も規格争いを知った上で購入したはずで、損害賠償など法的責任を問うのは難しい」

そうなんですよね。このあたりが規格争いしている商品を購入する、難しさでもありますね。

そして重要なのは今後の対応として、ソニーとパイオニアのケースが紹介されています。

VTRの規格でベータを推進したソニーは、1988年にVHSの発売を始めた後も2002年までベータの生産を続けた。テープは現在も販売を継続、機器の修理も「可能な限り対応する」(広報センター)という。
パイオニアの主力製品だったレーザーディスクは1990年が全盛期でDVDの普及とともに衰退したが、現在もプレーヤーの製造・販売を続けている。「撤退を検討したが、顧客からの要望が強かった」(広報グループ)という。

テープがなくなれば録画もできないし、プレーヤーがなければ再生することもできません。

ユーザの数はそんなに多くはないのでしょうが、ベータもLDも可能な限り対応している、ということなのですね。

そういえば、去年まで「ファミコン」のサポートも続けられていましたね。