日本でもスマートフォン登場へ、ドコモ

ドコモ、携帯にPDA機能 キーボード付き 今夏発売という記事より。

NTTドコモは十二日、電子手帳や携帯情報端末(PDA)機能を搭載したキーボード付きの携帯電話を今夏にも発売することを明らかにした。携帯電話よりもやや大型化するが、パソコンの機能や自宅パソコンに届いた情報の外出先での自動受信など、既存の携帯電話よりも利便性を大幅に高めているのが特徴。当面は法人向けを中心に売り込む考えだ。

かつてPDA機能を搭載したPHS等は国内でも存在していましたが、使われるというレベルではありませんでしたね。ちなみに、松下電器のピノキオなどがありました。さらにソニーが撤退するなど、ある意味ではPDAは低迷している市場です。しかし、アメリカでは「スマートフォン」と呼ばれ、PDAの代わりに一定の市場を築いています。そこでドコモは日本でも一定の市場が見込めるとして、先駆けて製品投入を行うそうです。

 ドコモが発売する携帯端末はパソコンにあるようなキーボードを配置。スケジュール管理やカレンダー、表計算ソフト、メール送受信など主要なパソコン機能が搭載され、キーボード操作によって携帯画面上で文書作成もできる。

携帯電話も高機能化していますが、いまいちそれらの機能を使う機会がありません。操作が独特であるとか、キーボードがないため文字入力がしにくいといった理由があるのでしょう。ということで、キーボードを搭載し、PDAと融合したスマートフォンなら便利なのではないか、ということです。

一方、音声通話中心だった携帯電話はネット通信やカメラ、録音、辞書機能などあらゆる機能搭載が進んでいるが、個人需要は頭打ち傾向も見えはじめている。ドコモは今回のPDA搭載でビジネスユースとして利用価値が高まると判断。将来的には、個人需要にも対応できるとみている。

まずは法人から、ということのようです。それなりの画面の広さと、メール、ウェブがある程度使える環境が整えば、確かにわざわざPDAを持つ必要はなく、携帯電話で十分と言えば十分です。しかし、操作性のことを考えると、ある程度の操作の統一感、データの互換性などがあった方が良いかもしれません。