慌てて当日券を買い求め、駒場スタジアムへと馳せ参じてきました。昨年、見事にやられてしまった愛媛F.C.に雪辱を果たすべく!

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とはいえ、相も変わらずため息の出るような試合っぷりでした。

クルヴァもチャントは歌わずに「浦和の男ならプレイで声援を勝ち取れ」みたいな感じで、良いプレイに対してだけコールする感じ。無声援ではないけれど、非常に静かな駒場スタジアムなのでした。

結果は延長前半に闘莉王の得たPKをポンテが決め、1-0でなんとか勝利。個の部分では浦和レッズが圧倒しているかもしれませんが、攻撃の形を何度も作られ、あわやという場面もありました。

そういえば、選手紹介の場面では監督のときにスタジアム全体からブーイングが起こっていましたね。

細貝がエキサイトし、相手選手に張り手を決めての一発レッドもありました。一発レッドなんて久しぶりに見ましたが、張り手の瞬間を捉えた写真を見ると、確かにひどいです。とはいえ、冷静にならないと。

試合終了後は闘莉王がレフェリーとの握手を拒否して西のクルヴァへ歩き出します。いちおう、客席からは拍手が起こります。

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そしてバックスタンドを過ぎ、東側のクルヴァにさしかかろうとしたところ、何やら先を歩いていた選手たちが挨拶をせずに戻りかけました。

どうやら、不甲斐ない試合に怒ったサポーターたちが「こっちにくるな!」的なことを叫んでいたようなのですね。そのまま大ブーイングに発展。

ペットボトルを投げたサポーターもいましたが、それは危ない。

闘莉王はいつものように人差し指を左右に振りながら「違う違う」というようなポーズで東側のクルヴァに向かっていきます。

しばし、何やら話した後に選手たちは戻って行きました。

選手たちからは「勝ったのだからブーイングはひどい」という声も聞かれたようですが、勝てばそれで良いのか、という話もあります。

もちろん勝負事なので最終的には勝ち負けが重要なのですが、内容に問題があると思っているサポーターが多いのでしょうね。その場凌ぎではなく、浦和レッズの目指すサッカーとはなんのなか、と。

そういう意味では、オフトからギドと続いた遺産の上にあぐらをかいてきたツケが多いに回ってきているのだと思います。

戦術的な指導をできないゲルト、そしてゲルトを擁護し続けるフロント。そしてフロントを批判するサポーター。サポーターの批判に不信を感じつつある選手たち。

これ、どこかで負の連鎖を断ち切らないと、ほとんどバラバラですよ。果たして、誰が断ち切ることができるのでしょうかね。

元浦和レッズで現愛媛F.C.の横山拓也はこんなことを言っています。

実際に戦ってみて浦和は個々の能力が高かったが、チームとしては自分がいた頃よりも劣っていると感じるところもあり、見ていても勝てると思った。

浦和、昨年の雪辱果たす!愛媛に辛勝/天皇杯という記事によれば、

「もっとやれると信じているからこそブーイングされる。それに応えられるようにしないと」と阿部は怒りに理解を示す。

ということで、阿部はブーイングに理解を示しています。

個人的には、仮に天皇杯で優勝しようとも、Jリーグで優勝しようとも、今のままではいけないと思っています。

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